犬の病気対策マニュアル

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犬の元気がない!餌を食べない!考えられる原因の病気3選

      2016/10/02

犬

元気や食欲の低下は、さまざまな病態の初期やストレスによっても見られます。
元気や食欲があるかないかということは、言葉を話せないワンちゃんの体調を知る上でとても重要なバロメーターになります。
元気、食欲が低下する病気は多岐にわたりますが、その中でも知っておいていただきたい3つの病気をご紹介します。

■意外と見落としている?心臓病とは

心臓病と一口に言っても、心臓に何らかの異常があることを総称して「心臓病」と呼んでいるので、本当にたくさんの種類があります。
僧帽弁閉鎖不全症、拡張型心筋症、先天性心奇形などなど…。
しかし、共通して現れる症状が、元気・食欲の低下です。
ちょっと元気がないだけ、たまたま食べなかっただけ、の影に心臓病が隠れていることもあります。
心臓病全般に見られる主な症状と、診断に用いる検査、治療に使われる薬をご紹介します。

●症状

元気消失、食欲不振、呼吸の異常、咳、腹水、むくみ、失神、体重減少、運動不耐性(動くとすぐに疲れてしまうこと)、チアノーゼ(舌が紫色になっている状態)、肺水腫(肺に液体が溜まった状態)

●検査

聴診(雑音の特徴から心臓病の種類がわかることも)
レントゲン検査(心臓の大きさや肺の状態を確認)
心電図検査(心臓のリズムを確認)
超音波検査(心臓血管で逆流が起こっていないかなどを確認)
血液検査(全身状態の確認。主に腎機能チェック)
など

●治療

内服治療
主に使われる内服薬
血管拡張剤:血圧を下げるために使います
強心剤:弱った心機能を助けるために使います
利尿剤:体内の水分量を減らして、心臓の負担を軽くするために使います

●食事療法

初期の心臓病では、ナトリウム配合量が調整された心臓病専用のフードを食べることが病気の治療になります。(フードといえども治療の一環です。獣医さんの指示に従ってくださいね。)

●アドバイス

心臓病になってしまうと、残念ながら治ることはありません。
内服治療は、心臓病の進行を抑えて、悪化を防ぐためなのです。
きちんと薬を飲ませていても、心臓病は徐々に進行します。
月日が経つに連れて薬の種類も量も増えるかもしれません。
それでも、薬をのませることで心臓病症状の緩和につながりますから、大切なワンちゃんと少しでも長く過ごすためと思って頑張りたいところですよね。

■気が付いた時には危険な状態!?溶血性貧血とは

犬

出血性の貧血(血が大量に体外に出たことによる貧血)は、どこかから血が流れているわけですから一目瞭然、すぐ気が付くと思います。
しかし、この「溶血性貧血」は、目に見えず体の中で起こる貧血ですから、ワンちゃんがフラついて自分で立てないなど、貧血がかなり進行して初めて気が付くということも多い病気です。
初期には、元気・食欲の低下だけしか症状がでない場合も多くあります。
溶血性貧血にもいくつか種類がありますが、今回は、「自己免疫性溶血性貧血」という、免疫系の病気についてご紹介します。
この病気は、急激に症状が進行する病気で数日で亡くなってしまうことも多い病気です。
早い段階で治療を始められるかどうかも大切になってきます。
いつもと様子が違うと感じたら、すぐに動物病院に相談してみてください。

●症状

初期:元気・食欲の低下、黄色〜オレンジ色の尿、呼吸速拍(呼吸が速い)、可視粘膜の色調変化(歯茎が薄ピンクになる)、腹部に赤〜紫の点状斑が発生
中期〜後期:元気消失、食欲廃絶(全く食べない)、血色素尿(真っ赤なオシッコ)、黄疸、可視粘膜蒼白(歯茎が真っ白)、血便、開口呼吸(口を開けて呼吸)、歩行困難・起立困難(立てない、歩けない)など

●原因

詳しい原因は不明
何らかの原因で自身の赤血球を攻撃する抗体が造られるようになり、抗体が赤血球を壊すために溶血し、貧血が起こる。
簡単に言うと、自分の赤血球を自分で壊してしまい、赤血球が不足して貧血が起きている状態。

●検査

血液検査(血球計算検査、抗体検査など)
尿検査(潜血反応の有無など)
治療
免疫抑制剤、ステロイド剤の投与
輸血
酸素ケージでの入院

●アドバイス

ワンちゃん本人の生きる力はもちろんですが、飼主さんの早期発見が一番の治療のカギです。
一度発症した子は、再発を防ぐためにストレスをかけない生活をさせてあげる必要があります。

●好発犬種

プードル、アイリッシュ・セッター、スパニエル種、オールド・イングリッシュ・シープドッグ

■未避妊メスの子は要注意!子宮蓄膿症とは

犬

その名の通り、子宮に膿が溜まる病気です。
発情(生理)の2〜3ヶ月後の時期に多く発生します。
単なる食欲不振と様子を見過ぎていると、子宮に溜まった膿がお腹の中に漏れだし腹膜炎を起こしたり、腎機能が低下したりと、短時間で死に至るほど恐ろしい病気です。

●症状

初期:元気がない、いつもより食欲がない、多飲多尿(いつもより多くの水を飲み、そのぶん尿量が増える状態)、陰部から黄色〜茶色のおりものがでる、発情出血(生理)が長く続く
中期〜後期:元気・食欲が全くなくなる、嘔吐、下痢、腹部膨満(お腹が膨らんでくる)、脱水、腎不全

●原因

発情期に、なんらかの原因で子宮内膜に細菌感染することで子宮内に膿が溜まり発生する

●検査

超音波検査で子宮を確認(子宮に液体が溜まっているかどうか検査を実施)
血液検査(腎機能の確認、白血球数の確認など)
レントゲン検査(※レントゲン検査は病院によってやらない場合もあります)

●治療

外科手術(子宮・卵巣全摘出術)
内科的治療(抗生剤の投与、点滴、ホルモン剤の投与など)

●アドバイス

この病気は、膿の溜まった子宮を全て取ってしまうことが最善の治療方法です。
病院に行った時点で全身状態が悪く「このままでは手術に耐えられない」と獣医師が判断した場合は、内科的に治療し全身状態が安定した後手術を行うこともあります。
どうしても手術を望まない場合、子宮を温存したままで、抗生剤で一時的に膿を抑えるという治療もあります。
しかし、一度薬で症状を抑えられたとしても、次回の発情後また同じ状態になる可能性が非常に高いのです。
人間にも言えますが、高齢になってからの手術や全身状態が悪くなってからの手術は、手術自体や麻酔のリスクがグンと上がります。
子犬を望まないのであれば病気になる前に、避妊手術を受けておくことをお勧めします。
この病気は、避妊手術を受けていれば、その先一生涯かかる心配がないですからね。

■まとめ

命に関わる3つの病気をご紹介しましたが、いかがでしたか。
ちょっと怖くなってしまったかもしれませんね。
病気のサインではなかったとしても、原因なしに元気・食欲がなくなることはありません。
元気・食欲がないくらいで動物病院に連絡するのは気が引けると思うかもしれませんが、そんなことはありません。
早期発見して病気が悪化する前に治療が始められる方が動物病院としても、ありがたいものです。
心配なことや気になることがあったら、気軽に動物病院に相談してみてくださいね。

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