犬の病気対策マニュアル

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犬が血尿して血の塊が出た!原因と考えられる病気

      2016/10/02

犬

突然、オシッコに血が混ざっているのを見つけると、本当に驚くと思います。
何か悪い病気かな?すぐ病院に行くべきかな?などなど。
血の塊がでなくても、尿がいつもよりオレンジ色に近かったり、ピンク色だったりするのも血尿の可能性があります。
オシッコに血や血の塊がでる原因となる病気は様々ありますが、今回は血尿の原因として特に多い「膀胱炎」についてお話していきます。

■膀胱炎ってどんな病気?

人間と同じようにワンちゃんにも膀胱炎という病気があります。
オシッコを溜めておく膀胱に炎症が起きる病気です。
膀胱炎の症状と原因をみていきましょう。

膀胱炎の4つの症状

膀胱炎の4つの症状について解説します。

① 頻尿・乏尿

頻尿・乏尿症状のあるワンちゃんに見れる行動

• 何度も何度もトイレに行く
• 散歩のときに何度もトイレの格好をする
• トイレの格好をしているのにオシッコが出ていない
• オシッコがポタポタとしか出ない   など

炎症があり膀胱粘膜が過敏になることや、膀胱粘膜が分厚くなり膀胱に尿を溜めておく力が弱くなることで、上記のような症状が起こります。

②血尿

弱った膀胱粘膜に傷がつき出血すると、尿中に血が混ざり血尿がでます。
出血の程度によって、真っ赤・濃いオレンジ・薄ピンクなど色の違う血尿がでます。
膀胱の中で出血した血が塊になってそのまま出てくることもあります。

③膿尿・悪臭尿

細菌感染が原因の場合、細菌と戦った白血球の死骸が尿に混ざって出てきます。
尿は通常、透き通っていますが炎症が起きているとモヤモヤした白いものが混ざって尿が濁ったようになります。
ドロッとした黄緑色の膿が尿に混ざって出てくることもあります。
膀胱炎になっていると、尿のにおいがきつく感じます。
アンモニア臭が強くなったような鼻につく嫌なにおいです。

④排尿時の疼痛(痛み)

ネコちゃんに多く見られる症状で、ワンちゃんではあまり気が付かないことが多いですが、まれに行動に現れるので注意して観察してみましょう。

排尿時痛みがあるとワンちゃんに現れる行動

• 排尿後に陰部をしきりになめる
• 排尿姿勢をとりながら声を出す
• 排尿後落ち着かない様子で歩き回る

膀胱炎の3つの原因

犬
膀胱炎の原因について解説します。

① 細菌感染

長い時間オシッコを我慢しただけでも細菌感染は起こります。

② 尿結石(結晶)

後ほど詳しくお話しますが、膀胱炎の原因と尿結石は密接に関係しています。

③ストレス

ストレスを感じるとオシッコを我慢するワンちゃんが多いようです。

■尿結石と膀胱炎の関係

犬

まず、尿結石ってなんなのというお話です。
尿結石は、簡単に言うと尿中のカルシウムやマグネシウムが結晶化し、その結晶がくっついて石のように固い塊になった(結石化した)ものです。
この結晶化する原因というのが、多岐にわたり本当に様々あります。

ざっと挙げてみます。

• 尿のpHの変化(食べるものの組み合わせによって尿のpHは変化します)
• 体内の水分量の減少
• 運動量の低下
• 尿中カルシウム・マグネシウム・アンモニウム・リン酸・尿酸の濃度変化

発生した尿結石にも種類があります。
結石の種類によって治療法が違うので、原因となる尿結石の特定(結石分析検査)はぜひお勧めしたい検査の一つです。

ワンちゃんに多い尿結石

 ストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)
 シュウ酸カルシウム
 リン酸カルシウム
 尿酸
 シスチン
 シリカ

さて、尿結石の説明が済んだところで、尿結石と膀胱炎にどんな関係があるのでしょうか?
先ほど、結晶化したものがくっついて塊になって結石になると出てきましたよね。
結晶と聞いてもイメージが沸かない方、小学校のころに理科の授業で顕微鏡を使って塩の結晶を見たことありませんか?あんな感じです。
膀胱結石のもとになる結晶は、塩の結晶のように角がシャープで四角や三角の形をしています。(顕微鏡でないと見えませんが)
その鋭い角で膀胱の粘膜を傷つけることで膀胱炎は発生します。
また、結晶が固まって尿結石になった後も、膀胱の中に石のように固い塊があるのですから、それが膀胱粘膜を傷つけて炎症を起こすというわけです。

■膀胱炎かも!?〜検査や治療のお話〜

犬

膀胱炎が疑われる際、必要な検査は以下のものがあります。

① 尿検査

尿中の潜血反応・白血球の有無・尿タンパク・pH・細菌の有無・膀胱粘膜の有無・結晶の有無を確認します。

② 血液検査

白血球の数などを見ます。

③ 超音波検査

膀胱の状態を確認します。(主に膀胱粘膜の厚みをチェック)

④ レントゲン検査

尿検査で結晶が見られた際に、膀胱内の尿結石の有無を確認するために行います。

⑤細菌培養検査

膀胱炎の原因となっている細菌を特定するために行います。

■膀胱炎の治療

犬

尿結石が原因でない、細菌感染のみによる膀胱炎だった場合には、抗生剤の投薬が一般的な治療方法です。
投薬を始めるとすぐに症状がなくなり、良くなったようにみえますが、膀胱炎は非常に再発しやすいため、しっかり決められた通り投薬を行う必要があります。必ず、獣医さんのOKがでるまでお薬を続けてください。

検査の結果、尿結石(結晶)が原因の膀胱炎だった場合には、その結石に対する治療をすることになります。結晶の種類によって治療が異なるので、獣医さんの指示に従って治療を受けてくださいね。(治療方法は、食事療法と投薬の併用や手術で尿結石を摘出するなど、様々あります)

ワンポイントアドバイス

血尿がでたー!と焦ってオシッコを拭き取ってしまう方がとっても多いです。
動物病院では、液体のままオシッコをご持参頂くのが非常に助かります。(液体のまま持ってきて頂かないと尿検査で検査できない項目があります)
血尿だ!と焦って拭いて捨ててしまわないようにしてください。
また、膀胱炎ですねと診断されたら、きれいで新鮮なお水をいつでもたっぷり飲めるようにしてあげてください。
たくさんお水を飲んでオシッコをいっぱい出すのも立派な膀胱炎の治療になりますよ。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?
血尿がでた!血の塊がでた!は膀胱炎の可能性が高いです。
散歩中いつもより多くしゃがむ、もう出るオシッコがないのにオシッコしようとする、オシッコの後お又をぺろぺろなめるなどの行動は、膀胱炎の兆候かもしれません。
これら症状があったら、なるべく早く動物病院に行くことをお勧めします。

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