犬の病気対策マニュアル

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犬が発熱して震えが止まらない!原因と考えられる病気

      2016/10/02

犬

■犬が発熱して震える!

愛犬が発熱して震えていると「風邪かな?」と思う飼い主が多いかもしれませんが、実は犬に「風邪」という病気はありません。

発熱や体の震えは多くの犬の病気で現れる症状です。気付きやすい症状ですが、すぐに手当てをしないと命に関わることもあります。

意外に軽視できない発熱や震えといった症状と原因になる病気についてまとめてみました。

■「発熱」「震え」は「風邪」ではない。原因となる犬の代表的な病気は3種類

発熱と震えの症状を見ると「風邪かな?」と思いがちですが、犬には「風邪」という病気はありません。

「熱中症」「中毒」「感染症」

このいずれかが原因と考えられます。

人の場合でも「風邪」というのは正式な病気ではなく「発熱」「悪寒」「鼻水」「鼻づまり」「咳」などの症状が出ているけれど重篤ではない場合、それらを便宜的に現す言葉として「風邪」といいます。

とりあえず「抗生物質」「痰切りの薬」などをもらって様子をみて、違う症状が出たり、薬が効かなかったら詳しい検査をしましょう、というケースが多いですよね。

犬の場合も発熱や震えだけなら「風邪かな」と言う獣医師は多いでしょう。「風邪」という言葉は「原因はわからないけど、調子が悪いね」といったところでしょうか。

しかし「発熱」「震え」を繰り返したり、他の症状が出たり、急激に悪化していくようなことがあると「ただの体調不良」ではありません。

「発熱」「震え」が見られたら「風邪」とは思わずに注意深く状態を観察してください。「他の症状」をみることで、原因がみえてきます。

■「発熱」「震え」で考えられる病気【熱中症】

犬

気温が25℃を超えるようになると犬は熱中症の危険が高くなります。実は気温25℃未満でも湿度が高いと犬は熱中症になります。

熱中症の症状に「発熱」「体の震え(けいれん)」が含まれますが、「高熱」と「体の震え(けいれん)」は悪化した熱中症のサインです。命の危険がありますから、そうなる前に発見したいですね。

暑い日、犬が運動もしていないのに「ハァハァ」と激しい呼吸をする、ヨダレをたくさん出す、体温が高い、口の中が鮮紅色になってくるのは熱中症のサインです。

すぐに「体を冷やす」「ヨダレをぬぐう」「水を好きなだけ飲ませる」といった処置をしてください。

症状が進むと(悪化すると)、嘔吐・下痢・血便・けいれん・呼吸困難・意識混濁という症状が出て、数時間で死に至ることがあります。

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■「発熱」「震え」で考えられる病気【中毒】

これは急速に症状が進み、命が危険にさらされますので、できる限り早い治療が必要です。そして詳しい状況把握が飼い主に求められます。

・タマネギ中毒
・チョコレート中毒
・殺虫剤による中毒
・鉛中毒
・薬による中毒

いずれの場合も「なにを飲み込んだ可能性があるか」「なにと接触した可能性があるか」を突き止めましょう。

発熱、震え(けいれん)以外に、嘔吐、下痢、ヨダレ、黄疸、歯ぐきや目鼻からの出血、呼吸困難など、多種多様の症状が現れます。

ほとんどの原因が「誤飲」です。人が食べるお菓子、害虫駆除のために設置されている殺虫剤や殺鼠剤、除草剤、飼い主が犬やベビーカーに使う吊り下げ式の虫除けアイテムなど、身近な所に原因となるものが非常にたくさんあります。

飼い主が知らない間に飲み込んでいることも多いのですが、原因がわからなければ適切な治療も受けられません。

吐かせたり、輸液や点滴、ビタミン剤投与、中和させるための薬投与など、たくさんの処置が必要になり、入院して経緯観察することもあります。

日頃から誤飲には十分、注意してください。拾い食いや収集癖のある犬、好奇心旺盛な犬は特に注意が必要です。

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■「発熱」「震え」で考えられる【感染症】

犬

多くの感染症の症状に「発熱」「震え」がありますが、代表的な病気を5つ挙げます。

●ジステンパー

一般的に子犬が感染しやすい病気ですが、免疫力や体力が落ちた犬、持病のある犬やシニア犬も感染リスクが高いと言われています。

まず、高熱が出て食欲がなくなります。その後、熱がさがって治ったように見えます(免疫力が高く、体力がある犬はこのまま治ります)。

しかし免疫力が低いと再び発熱し、咳・くしゃみ・鼻水・目やに・呼吸器系の異常が出てきます。

さらに進むと嘔吐・下痢・血便といった症状が現れ、神経や脳がウイルスに冒されて震え・けいれんという症状が出て死に至ります。

この病気はワクチンで防ぐことができますので、子犬のうちにワクチン接種することが強く推奨されています。

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●ケンネル・コフ(犬パラインフルエンザウイルス症)

こちらも「発熱」や「震え」が症状に見られますが、大きな特徴は「咳」です。ウイルス感染で気管支炎を発症し、しつこい咳が続きます。

症状が進行すると、鼻水が出て痰が絡むようになり、咳き込んで嘔吐することもあります。食欲不振になり、体力が低下して子犬の場合は死に至ることもあります。

こちらもワクチンで防ぐことができますので、定期的なワクチン接種が推奨されています。

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●犬伝染性肝炎

肝炎ですが、軽い風邪かな?と思うような症状から始まります。

ほとんど症状が現れない犬もいますし、数日間にわたって40℃前後の高熱が続いたり、食欲不振、震え、鼻水、目の充血などが見られるケースもあります。

重症化すると、嘔吐・下痢・口の中の出血などの症状が現れます。感染した犬の便や尿の他に、唾液にもウイルスが含まれているので、多頭飼いしている場合、感染した犬が使った食器から他の犬にうつることもあります。

こちらもワクチン接種で予防できます。

●レプトスピラ症

犬

人畜共通感染症のひとつで、人も感染する病気ですので注意が必要です。

こちらも初期は風邪のような発熱・震え・食欲不振といった症状で、徐々に嘔吐・口の粘膜や目の充血といった症状が出ます。

タイプが複数ありますが、腎臓に炎症がおこって尿毒症にまで進行する「カニコーラ型」、尿毒症に加えて肝臓に炎症が起こって黄疸が見られる「ワイル氏型」が代表的です。

ワクチン接種で予防ができるので接種が推奨されます。

●破傷風

人も破傷風に感染しますが、犬からうつることはありません。

これは感染すると一週間以内に死に至る恐ろしい病気で、けいれんが特徴的です。

まず、口の筋肉が収縮して開かなくなったり、眼球の筋肉が収縮してまぶたが開かなくなります。

そして全身にけいれんが広がって最終的には四肢がつっぱったまま曲がらなくなり、脱水と呼吸困難で死に至ります。

土壌中にいる破傷風菌が体内に侵入することが原因です。ケンカなどでできたケガ、手術、去勢などの傷口から菌が侵入するケースが多いと言われています。

ケガの消毒が第一で、傷口が土などに触れないよう保護することも重要です。放し飼いにしたり、野良犬とケンカする、といったことも感染の危険があるので注意が必要です。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?
発熱と震えは軽く考えてしまうこともある症状ですが、多くの病気の初期症状でよくみられます。

場合によっては迅速な治療が不可欠になるケースもあるので、他の症状が出ていないか注意深く観察してください。

また、誤飲予防にも努め、少しでも誤飲の可能性がある場合は動物病院でなにを飲み込んだ可能性があるのか伝えて適切な処置を受けてください。

日頃から健康管理に気を配り、できればワクチン接種も検討して予防も心がけてください。

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