犬の病気対策マニュアル

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犬の誤飲まとめ。原因や症状や対処法について元動物看護士が教えます

      2016/10/02

犬の誤飲

■犬の誤飲

愛犬が、食べてはいけないものを食べてしまった!という方は多いのではないでしょうか。

飲み込んでしまう前に気づいて、あわてて取り上げたことのある飼い主さんもいるでしょう。
犬は、基本的に食いしん坊です。犬の習性から、常に食べ物を食べることができるのです。
そのため、おいしそうな匂いのするものや、ちょうど口に入りやすい大きさの物は、なんでも食べようとしてしまいます。
今回は、よくある犬の誤飲について、原因や対処方法などを紹介します。

 

●誤飲の原因

原因は特定しにくいでしょう。
ごはんが足りず空腹だから誤飲をするという場合もあります。
多くの場合は、その犬の癖のようなものです。
犬は口に入れたものを飲み込む習慣があります。
また誤飲をする犬は、何度も繰り返すことが多いです。
愛犬にそのような癖がある場合は、飼い主さんによる注意が大変重要になります。

 

・空腹による誤飲

犬は空腹になると誤飲する確率があがります。
一般的に夏に比べて冬の方が必要なエネルギーが高い場合が多いです。
気温が低くなると多くのエネルギーが必要なのですね。
特に11月~2月にかけては犬の食欲が増す時期になるのでいつもより多めの食事が必要になります。

 

・子犬の誤飲

主に1歳未満の犬は誤飲が多いとされています。
人間の年齢でいうと20歳前後になり、食欲がとても旺盛な時期になります。
そして、好奇心が多いというのもあり誤飲が多いのです。

 

・適切な量のフード

犬の適切な量のフードは2つの方法を総合的に見て判断することが大切です。

 

① 食べきるまでの時間は15分から20分

犬がフードを食べきるまでの時間は15分から20分が理想とされています。
5分で食べきってしまう場合は、量が足りない場合がありますのでもう少し増やしてみることをオススメします。

 

② 姿と脂肪の付き方を見る

犬の姿や脂肪の付き方を見ることにより犬の食事が足りているのか、不足していないのかが分かります。

 

●誤飲してしまった時の対処法

犬が誤飲してしまったかもしれない場合は、何を飲み込んだのか確認する必要があります。
大きなものでしたら犬の口を開けることによって喉に引っかかっているかもしれません。
確認する場合は、誤って犬に噛まれない様に手袋をするなどをすることが大切です。
飲み込んだものが分からない場合は、犬の周りにあるものを見て判断することも必要です。
誤飲してしまったら、すぐに病院に連絡してください。
何分前に食べたのか、何を食べたのか、犬は現在どんな様子か、などを明確に伝えましょう。
食べた物によっては、中毒症状を起こすような危険な状態かもしれません。

 

・犬に吐出させる

誤飲してから時間がそんなに経っていなければ、無理やり吐かせる処置ができる場合もあります。
嘔吐させるには吐剤で吐かせることが可能です。
もしくは過酸化水素水(オキシドール)を10倍に薄めたものを犬の様子を見ながら飲ませて嘔吐させることも可能です。
犬によってはこの方法で吐く場合があります。
ただ、飲み込んだものを吐かせてはいけないものもあります。
酸やアルカリや石油などは、吐かせると逆流して食道などを傷める場合があるのでその様な場合は無理に吐かせてはいけません。
例えば、強酸性の洗剤やカビ取り剤にある強アルカリ洗剤、シンナーも危険です。
酸の場合は、アルカリ性の物を、アルカリの場合は酸性の物を飲ませて中和させる方法もあるのでちゃんとした知識が必要になりますので動物病院で獣医師に判断を委ねた方がいいでしょう。

 

・内視鏡で取り出すことも

比較的大きな物や、喉に引っかかると危ない物を食べてしまった場合などは、内視鏡で胃内から取り出す処置をします。
内視鏡と言っても、犬の場合は全身麻酔が必要になりますので、ほとんど手術のようなものだといえます。
内視鏡で取れない程の大きさや形状の物を食べてしまった場合は、胃を切って直接取り出す方法が選択されます。全身麻酔での手術になります。手術後の傷跡の処置も必要になってきます。

 

●誤飲させないために

飼い主が誤飲をさせないために日頃から気を付けることが大切です。
例えば、犬の中毒になる植物なのは鉢ごと吊るして犬の手の届かないところに置きます。
また細かいものやボールは引き出しに必ずしまうようにします。
ゴミ箱は犬がぶつかっても倒れないものを選びます。
ゴミ箱が倒れて焼き鳥の串を誤飲するケースも多いのです。
誤飲をさせないために犬の行動範囲を限定するということも大切です。
犬が行き来するところと行き来できない部屋を作ると片付けも意識しやすいでしょう。
柵やケージを利用したりするといいと思います。

 

●誤飲しやすい物

いい匂いのする物は、犬にとってとても魅力的です。
お菓子の包み紙、生ゴミ、鶏肉の骨、などは食べてしまう犬が多くいます。中毒症状を起こす物もありますので、注意しましょう。
また、ボールなどのゴム製のおもちゃを飲み込む犬も多いです。
ボールで遊んでいるうちに勢いで飲み込んでしまった犬もいますので、注意してください。
私たちの生活用品を食べてしまう犬も多くいます。
ヘアゴムや、クレヨン、靴下、ハンドタオル、お弁当のシリコンカップ、など比較的柔らかいものが多いです。

 

・スジ肉、種、魚の骨

小型犬がスジ肉や梅干しの種や魚の骨を飲み込んだ時に詰まる場合が多いです。
特に骨は食道に刺さる可能性もあります。
場合によっては食道を突き抜けるケースもあります。

 

・釣り針、縫い針

犬が河川敷や海辺を歩いている時に落ちている釣り針を飲み込んでしまうことがあります。
唇や口内、時には内臓に引っかかる場合もあります。
釣り針には、抜けづらくするためのフック(かえし)が付いていることも多いです。
見えるところに引っかかった釣り針はペンチなどで切ることにより外すことができます。
食道まで入り込んだ時は大変です。
動物病院に駆け込みましょう。
また縫い針も飲み込みやすいものになります。
自宅で裁縫をよくする人は、縫い物に夢中になっている時に犬が飲み込んでしまう場合があります。
食道に刺さってしまった場合には、犬は吐こうとしますが胃液だけ出て吐き出すことができません。
またよだれを多く垂らすことも多いのでその様な場合は誤飲を疑いましょう。

 

・焼き鳥の串

焼き鳥の串は、美味しい臭いがするためにしばしば犬が誤飲することがあります。
焼き鳥の串を飲み込んだ場合には、食道まで入り胃まで到達するケースが多いです。
時には胃袋を突き抜けて他の臓器に刺さる可能性もあるので至急動物病院に駆けつけましょう。

 

・ゴルフボールなどの小さなボール

犬が小さなボールで遊んでいる時に誤って飲み込んでしまうことがあります。
これは狩猟犬で起こりやすい誤飲になります。
十二指腸に詰まって腸閉塞を起こす場合があるので注意が必要です。

 

・動物の死骸

ネズミは殺鼠剤、ゴキブリは駆除剤で死んだ死骸を食べる場合があります。
死骸を食べることによって二次的に殺鼠剤や駆除剤を飲み込んでしまうことになります。
中毒を起こすことも考えられとても危険です。

 

・除草剤

犬は散歩中に草むらで草を食べる場合があります。

胃のムカムカがあった場合に嘔吐するためにわざと消化が悪い草を食べるのです。

しかし、その草を食べるのには注意が必要です。

道端の草には除草剤が散布されている場合があります。

草が枯れていれば除草剤が撒かれたと分かり易いですが、散布した直後だと除草剤を撒いているのか分かりません。

その草を食べることにより除草剤を摂取して中毒になるケースが多いです。

 

・その他

たばこ、観葉植物、画鋲、ネジ、薬など

 

●異嗜

食糞や小石など食べ物では無いものを食べる犬がいます。
それを異嗜といいます。
子犬に多い問題行為で、食欲旺盛で好奇心の多い犬に起こりやすいです。
様々な原因があるので一概には言えません。
しつけによって改善されますので、根気よく食べてもいいもの、食べて悪いものを教えることが大切です。

 

●さいごに

犬の誤飲は飼い主さんが注意をすることで必ず防ぐことができます。
きちんと管理をしてあげましょう。留守にする時は、誤飲しそうな物は片付けたり、犬をケージに入れたりして、不測の事故に備えましょう。
「うちの子は誤飲の癖はないから」と油断してはいけません。
今まで誤飲なんてしたことのなかった犬でも、何かの拍子に思いがけない物を飲み込んでしまう可能性も十分にあります。
日頃から注意してあげることが大切です。

参考記事になります。合わせて御覧ください。
犬の散歩!拾い食いや交通事故や散歩を嫌がる場合の対処法
犬に食べさせてはいけない食べ物11選。それ食べると死んじゃうよ!
犬のお腹が膨らむ。原因として8つの病気が考えられます
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