下痢をする

犬の下痢!便に血が混じる!ゆるい!考えられる原因と病気とは

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■犬の下痢と血便

「なにかお腹の病気?」
「これは痛いんじゃないかしら…」
など、便が赤いというショッキングな見た目に戸惑いながらも、愛犬を心配される方が、ほとんどだと思います。

では、愛犬が下痢・血便をしてしまったら、どうしたら良いでしょうか?
今は大丈夫という方でも、もしものときの対処について、
ここでご紹介することが、ひとつでもお役に立てば、と思います。

下痢はよくある病気で、1日腸を休ませれば治る軽いものから、命に関わる重いものまで、ワンちゃんそれぞれに症状が異なるでしょう。

下痢と同時に、体重減少・吐き戻し・脱水・出血など見られる場合、急いで動物病院を受診しましょう。特に、血が混じる量が多い血便が出てしまう場合、命に関わる危険もあるので、注意が必要になります。

■小腸性下痢

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●症状

下痢に血が混じって血便になる上、体重減少・吐き戻し・脱水なども見られるのは、小腸での下痢(小腸性下痢)の可能性があります。

小腸では、食べたものを消化・吸収しています。しかし、小腸での下痢では、食べ物から消化・吸収しにくく、栄養を取れずにやせてしまいます。様子見するうち、脱水などが重くなる可能性もあるので、すぐ獣医師に診てもらうことを、お勧めします。

下痢・血便など症状がひどくなる前に、おならが多く・お腹がふくらむ・口が匂う・多く水を飲むなど、気付かれる飼い主さんも、いらっしゃるかもしれません。
少しでもおかしいと感じたら、動物病院で相談できれば、早期発見・早期治療に繋げられるでしょう。

●原因

小腸性下痢となるのは、胃・十二指腸での潰瘍など、ほかの病気からだったり、細菌感染・寄生虫、食物アレルギーなどが考えられます。

●治療

小腸性下痢になった原因に合わせ、治療を進めます。
急に下痢となった場合、まずは水を飲まない・食べないで、小腸を休ませます。その後、下痢止めで症状を和らげたり、脱水した水分を輸液で補ったりします。

原因が胃・十二指腸での潰瘍などであれば、そちらを治療します。
細菌感染なら抗生物質、寄生虫であれば駆虫薬を投与するでしょう。
食物アレルギーであれば、療法食で治療を進めます。
このように治療しても、症状が完全に消えるわけでなく、再発してしまうことが多いようです。

■大腸性下痢(急性腸炎)

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もし、愛犬の下痢が続いていて、急に嘔吐をしてしまったら、急性腸炎かもしれません。
急性腸炎は、大腸で見られる大腸性下痢が多く、少量の下痢・血便を繰り返す特徴が見られます。大腸が水分を吸収できずに、便が水っぽく下痢がでてしまいます。症状が進むと、血が混じって血便になったり、粘膜液が出てネバネバした便となるでしょう。

●原因

大腸性下痢の原因は、おもに細菌感染・ウイルス感染症・異物の誤飲・食物アレルギーなどが考えられます。

●治療

大腸性下痢になってしまった原因を、取り除いて、症状を緩和する治療をしていきます。
細菌感染には、抗生物質を投与し、下痢止めなどで対処療法をしていきます。ウイルス感染症であれば、年1度のワクチン接種で予防しておくこともできます。
異物を誤飲していれば、手術で取り除く場合も考えられます。今後、異物を口にしないよう、環境を整える必要もあるでしょう。
食物アレルギーでは、食事療法を進めていきます。
治療を通して症状は抑えられますが、再発があるかもしれないと、心構えしておけると良いでしょう。

■さいごに

いかがでしたでしょうか?
愛犬が下痢・血便になって、もし、体重減少や急な嘔吐・出血などがあれば、すぐ動物病院を受診しましょう。
症状が進んでしまうと、愛犬の身体と飼い主さんのお財布の負担となってしまう可能性が高まります。
血便を起こす前の下痢の段階から、予防・早期治療に努められるのが、望ましいでしょう。

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愛犬のために知ってほしいこと


「愛犬を動物病院に連れていきたいけど費用はどのくらいかかるんだろう?」

「愛犬の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」

という飼い主さんはとても多いです。

動物病院で治療する場合、病気によっては10万円以上かかる場合があります。

動物病院で治療すれば助かった命が年に何件もあります。

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