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■愛犬を自宅でトリミング!そんなことできるの?
愛犬をトリミングサロンに出しているけど、なかなかまめに連れて行くことができない‥
うちの子は人見知りで怖がりだから不安‥
そんな風に思ったことはありませんか?
ちょっとしたコツさえつかんで見た目にこだわらなければ、自分の手で愛犬をきれいにしてあげることができるかもしれません。
そこで、自宅でもできる、かんたんなトリミング方法を解説してみようと思います。
■最低限用意したいトリミング道具5選
これだけあれば、すぐに愛犬専属トリマーになれちゃいます!という道具を紹介します。
●スリッカーブラシ
くの字に曲がったハリガネがついたブラシです。初心者は、ハリガネの柔らかいソフトスリッカーを選ぶと良いでしょう。
●コーム
犬用のくしのことです。カットの時に毛をおこしたり、もつれがないか確認するときに使います。
●カットハサミ
犬の毛をカットするハサミです。ペットショップなどに売られている、カット専用のハサミを用意し、切れ味が悪くなるので犬の毛以外は切らないようにしましょう。
●バリカン本体
犬の全身の毛をカットする場合は本体と替刃が分かれているものを選びましょう。
こちらはAmazonで500以上のレビューが付くほどの人気バリカンです。
自宅で使用する分にはとても便利です。
音も少なく音に敏感な犬も大丈夫です。
バリカンの入門にはおすすめですね。
●バリカン替刃(1ミリ、5ミリ)
足の裏の毛は1ミリの刃ですっきりと。
体は、ここでは5ミリの刃を使います。
5ミリの刃で体の毛を刈るとけっこう短めになりますが、初心者が扱うには一番安全だと思います。
本来は残したい毛の長さによってバリカンの刃を取り変えます。
■カット前に必ず確認!あなたの愛犬大丈夫?
ここではカット前に確認することをまとめました。
●体調は万全か
トリミング中は立ちっぱなしでじっとしていなければいけないので、犬が疲れてしまいます。
愛犬のトリミングは、体調のいいときにしてあげましょう。
●体や皮ふの異常、イボはないか
バリカンで体の毛を刈るとき、イボがあると引っかかってけがをさせてしまいます。
皮ふに何か異常があったときは余計に悪化させてしまいかねないので、カット前に全身を確認するようにしましょう。
●毛はもつれていないか
毛にもつれがあると、バリカンやコームが通りません。もつれを発見したときはあらかじめスリッカーブラシでといておくか、あまりにもひどい毛玉の場合はプロにとってもらいましょう。
■トリミングの基本的な進め方は?
まずはトリミングの基本的な手順をご紹介します。
●作業の順番
犬のトリミングは、ブラッシング→コーミング→足の裏の毛のカット→胴体の部分のバリカン作業→足元のカット→4本足の毛のハサミでのカット→顔周りのカットという手順で進めていきます。
●さあ、始めよう!作業開始!
それでは実際の流れについて解説します。
・ブラッシングとコーミング
トリミングを始める前に、スリッカーブラシで全身をブラッシングします。
毛をかきわけて、根元からしっかりブラシをかけましょう。
一部分終わったらまた次の部分、というふうに少しずつ作業します。
ブラッシングが終わったらコームでといて、引っかかるところがないかどうかチェックします。
もし引っかかるようならそこをもう一度ブラッシングします。
・足のうらの肉球にかかる毛をカットする
犬の足を後ろにあげ、1ミリのバリカンで小さい肉球から大きい肉球の方向へむけて肉球からはみでる毛を刈ります。
このとき、犬の足をあげすぎると関節に負担がかかるので、作業に夢中にならないように時々確認してあげましょう。
・バリカンで胴体の毛を刈る
バリカンで毛を刈るところは後頭部から背中を通って尻尾の付け根まで、あご下から胸まで、そして体の側面の上半分です。
バリカンをかけていて、引っかかるようなら無理に刈ろうとせずにいったんスイッチを切って、引っかかったところを確認して下さい。
そして、もつれがあるようならブラッシングします。
音に敏感な子の場合はバリカンをかける前にスイッチを入れて音を聞かせて慣らしてから作業するようにしましょう。
・バリカンの取り扱い方
バリカンで毛を刈るときは、犬の体の面に対して刃が平行になるように動かします。
また、犬の毛の流れにそって一方向に進めてください。
犬の毛が濡れていると刃が刈れなくなってしまうので必ず乾いた状態で使うようにしましょう。
・足元のカット
犬が地面に立った状態でコームで毛をしっかりときおろし、ハサミを地面につけて、犬の足回りから出すぎている毛を足の形に沿ってぐるっとひとまわりカットしていきます。
前足の後ろ側についている肉球を切らないように気を付けましょう。
・足の毛をカットする
犬を立たせた状態で、コームでしっかり足の毛を下から上へかきあげるようにたたせて、コームから出てきた毛をカットします。
ふとももや肘から足元の方向へ、上から下へと場所を移動しながらカットしていきます。
カットするときは、絶対に指などで毛をつまんでカットしないでください。毛といっしょに皮ふが伸びて、ハサミで切ってしまうことがあります。
必ずコームから出てきた毛のみカットするようにしてください。
●顔まわりのカットの手順は?
顔周りのカットの手順を解説します。
・目元のカット
しっかり片手で犬のあご下の毛を持ち、コームで目頭の毛を奥から手前へとかきだし、出てくる毛をカットします。
ハサミを犬の顔に近づけるときは、切るときまで刃を開かないように気を付けましょう。
・口元のカット
しっかり片手で犬のあご下の毛を持ち、コームで顔の側面の毛を下からすくいあげ、コームから出てくる毛をカットします。
・頭のカット
下から上へ、せり上げるようにコームで毛をすくい上げ、コームから出てくる毛をカットします。
頭のてっぺんはさいごにカットします。
・耳の毛のカット
しっかり犬の耳のお肉を確認し、指でガードしながら切りたい長さにカットします。
■自宅トリミングのコツ
初心者でもできる自宅トリミングのコツを紹介します。
●愛犬がおさまるぐらいの少し高いテーブルなどにのせて
犬は、自由に動ける状態だと落ち着きがなくなります。
座卓ぐらいの高さでいいので、一段高いところにのせて作業しましょう。
滑ると危ないので、あらかじめ滑り止めシートをしいておくと安全です。
●二人一組で、誰かにおさえてもらいながら
作業中に犬が動くと危険です。誰かにおさえてもらいましょう。
■自宅トリミングの注意点
自宅でトリミングする上での注意点です。
●トリミングは静かな場所で
突然大きい音がすると、犬がびっくりして急に動くことがあります。
トリミングをするときはなるべく静かな場所をえらびましょう。
●常に気をひきしめて集中!
犬のトリミングは、刃物を使うので、予想外のけがをさせてしまうかもしれません。
ハサミやバリカンを使うときは作業だけに集中するようにしましょう。
■さいごに
いかがでしたでしょうか?
ここでは、だいぶ毛が伸びて、目に毛がかぶさって見えないくらいの犬を想定して解説してみました。
愛犬の毛の伸び具合をみて、これを参考にしてみてくださいね。
関連記事になります。合わせて御覧ください。
⇒犬のサマーカット。メリットとデメリットを元動物看護士が解説
⇒犬をトリミングする値段や時間はどのくらい?いつからするもの?
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