犬が下痢をしていると重篤な病気なのか、と不安になりますね。ですが、元気があり、食欲があるケースもあります。
人でも疲れやストレスが原因でお腹の調子が悪くなることはありますよね。犬も同じようなことがあり、病気でなくても下痢の症状がでることがあります。
今回は病気ではないけれど下痢をしてしまう、緊急性の低いケースをまとめてみました。
目次
■意外に多い「食べ過ぎ」や「遊び過ぎ」
食べ物に執着が強い犬に多いのが「食べ過ぎ」です。
犬は食べ物をほとんど丸飲みしてしまいます。多量に丸飲みすることで胃腸に負担がかかり、下痢の原因となることがあります。
また、子犬が興奮して遊び過ぎた翌日などに下痢をすることは多く、疲労が原因と言われています。
子どもと大はしゃぎした、慣れない来客で興奮した、初めてドッグランで走り回ったなど、いつもよりも運動量が多かった時は、食事を控えめにするのがお勧めです。
■ストレスが原因
神経質な性格の犬や、飼い主が変わった、引っ越しで環境が変わったなど、外的要因のストレスで下痢になることがあります。
可能な限りストレスの原因を除いてあげるほか、リラックスできる犬専用の場所を作ってあげてください。
犬は縄張りを持つ動物です。犬は自分の周囲を「自分だけの場所」「自分と家族がいる場所」「定期的に足を踏み入れる場所(散歩のエリア)」「未知のエリア」といった風に区別して認識しています。
「自分だけの場所」を確保し、そこには飼い主も手を出さないようにして安心できる空間にしてあげることが重要です。クレートや寝床など中に入り込むことができる、少し暗くて誰も侵入しない空間を準備してあげるといいですよ。
■フードが原因の下痢
成長期に合わせてフードを切り替えていきますが、この切り替えがうまくいかずに下痢をすることがあります。
・タンパク質や脂肪分が体質に合わない
・粒が大き過ぎる(じゅうぶんに噛み砕けなくて消化不良を起こす)
・繊維質が多過ぎる
・切り替える量が多過ぎた
子犬期は成犬期に向けてフードを切り替えることがよくありますし、それに慣れて噛む力や消化する能力を高めていかなければなりません。
下痢で体力を消耗したり、脱水症状を起こしたり、下痢が慢性化して常に腸炎を起こしているような状態になるのは体に悪いので、犬の様子をみながら少しずつフードを変えていきます。余り合わないようなら元に戻し、しばらく様子を見た後、別のフードにすることをおすすめします。
なお、フードに含まれるタンパク質や脂肪分が体に合わないケースもあります。犬に食べさせる前に、成分表示を見てタンパク質や脂肪分がどういうもの由来のものか確認してください。
牛、豚、鶏、羊、山羊、魚、鹿など、原材料は多くあります。また、臓器系のおやつ、香り付けの材料や、フードをコーティングしている脂肪などが合わないこともあります。
毎日食べるものですから、フードやおやつは成分確認をしっかりと行い、検討した上で購入してください。サンプルをもらって少しずつ与えてみて便の様子を見るのが理想です。
また、シニア犬は内臓機能が低下していることがよくあります。7歳を超えた頃からフードに気を配り、特に10歳を超える頃からは「低脂肪」「質の良い高タンパク」のフードに切り替えることをお勧めします。
さらに口の中や泌尿器系にトラブルが出てくることが多いので、毎日の飲水量、食事量、便の状態に気を付けてあげてください。
■下痢をしている犬に人用の薬をあげてもいい?
下痢をしているから、といって人用の薬は犬に与えてはいけません。中毒症状を起こしたり、副作用がでます。
ただ、一部の医薬部外品は使用しても大丈夫でしょう。有名なのは赤ちゃんにも使えると言われる乳酸菌の整腸剤「ビオフェルミン」ですね。動物病院でも使用を勧めているケースがあります。
錠剤と細粒がありますので、使い易い方を使ってください。ただし、服用量や回数は獣医師に相談することをお勧めします。
下痢の原因は腸内環境も影響
下痢をするのは病気ではなく腸内環境が大きな要因の一つとなる場合があります。
腸内に善玉菌より悪玉菌が多くなった状態をだと免疫力が低下し、下痢をしたり、皮膚がカサカサしたり、アトピーを起こしたり、毛並みのツヤが無くなったりします。
餌を食べてもうまく栄養が補給できない状態になっています。
悪玉菌が増える要素としては、食生活や老化が挙げられます。
その腸内環境を整えるために必要なのが「酵素」や「乳酸菌」で善玉菌を活性化させてあげる必要があります。
腸内環境を整えるおすすめのサプリメントはこれ
犬の腸内環境を整えるサプリメントでもおすすめなのが「あいこな」になります。
・栄養が豊富な「モリンガ」
・免疫力を上げる「乳酸菌」
・酵素がたくさん含まれる「米麹」
・若い細胞の「DNA核酸」
・関節を元気にする「グルコサミン」
・細胞をつくる「RNA核酸」
これらが含まれているサプリメントがあいこなです。
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■まとめ
緊急性の低いケースを紹介しましたがいかがでしょうか。人と共通する部分が多く「あるある!」と共感できるところがあったと思います。
犬にも個性や好みがあって下痢になり易いタイプ、特別配慮してあげなければならないケースもあり、これが最適、という対処法はなかなか見つからないかもしれません。
特に、内臓機能が徐々に低下してくるシニア犬については試行錯誤の日々になるかもしれませんが、便の状態、毛艶、体型などをみながら食事内容や飼養環境に配慮してあげてください。
関連記事になります。合わせて御覧ください。
⇒犬の下痢が続く原因の病気5選!嘔吐や血便もある場合はウイルスの可能性も
⇒犬の下痢!便に血が混じる!ゆるい!考えられる原因と病気とは
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