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■犬の皮膚にカサカサかさぶたができた
体を頻繁に掻く。かゆみで落ち着きがない。寝床に沢山のフケが落ちている。皮膚がカサカサして乾燥しているように見える。そんな症状は愛犬に見られませんか?
犬の皮膚トラブルはよく見られますが、ちょっとした予防や注意で防ぐことができるケースが多いと言われています。今回は犬の皮膚病の中でもかさぶたができるケースをご紹介しましょう。
■ヒトにもうつる!皮膚疥癬
<症状>
・耳、顔、かかとが赤くなり、脱毛する
・激しいかゆみ
・フケがでる
・黒赤いかさぶたができる
・慢性化すると全身に症状が広がる
<原因>
皮膚の下にトンネルを掘って、その中で一生を過ごすダニ「センコウヒゼンダニ」が皮膚に寄生するのが原因です。
患部の皮膚を採って顕微鏡で見るという検査を行います。ダニや卵を見付けることで診断しますが、一回の検査では解らず、検査を繰り返してやっと診断できるケースもあります。
イヌ、ネコ、ウサギ、ウシ、ウマ色々な動物に寄生するヒゼンダニがいますが、動物種が異なっても寄生できます。つまり、イヌセンコウヒゼンダニでも人に寄生することができます。
<治療>
全身の毛を刈り取って薬浴したり、塗り薬を使います。抗生物質やかゆみ止めも服用します。治療は数か月に及びますが、完治するまで治療を続けることが大切です。
⇒犬の疥癬の症状や原因や治療方法。シャンプーのおすすめは?人にうつる?
■ノミダニアレルギー性皮膚炎
<症状>
・耳の後ろ、背中、肛門まわりにゴワゴワとしたかさぶたができる
・脱毛
・激しいかゆみ
・不眠症
・貧血
<原因>
ノミが寄生することによる皮膚炎です。ノミは人にも寄生しますから、室内飼いの愛犬にノミがいた場合、人も寄生されている可能性があるので注意が必要です。ノミがジャンプする範囲内、人の膝下にかゆみが集中するようなケースはノミを疑いましょう。
<治療>
まず、徹底的にノミの駆除を行います。犬の体に寄生しているノミを「ノミ取りクシ」などで丁寧に根気よく取り除きます。また「ノミ取りシャンプー」を使って体に付いたノミを駆除します。
取ったノミは水に漬けてしまいましょう。単にゴミ箱に捨てただけでは、ゴミ箱の中で繁殖してしまいます。
寝床や犬小屋、お気に入りの毛布などについたノミも駆除します。
「ノミ取りホイホイ」などで捕まえますが、潰さないようにしましょう。
潰すとノミのお腹の中の卵が飛散して繁殖する原因になります。
さらに、薬を使って駆虫します。
この駆虫薬は獣医師に処方してもらう「処方薬」を使って行いましょう。
シャンプーや市販の薬は「医薬部外品」が多く、治療に効果は期待できません。
動物病院でもらう薬で駆除し、シャンプーなどは予防として使ってください。
■ツメダニ症
<症状>
・激しいかゆみ
・ひっかくことで皮膚が赤くただれる
・白いかさぶた
<原因>
ツメダニが寄生することで起こります。寄生されている場合、ルーペで観察すると白いフケが動いているのが見えます。フケの下でツメダニが繁殖しています。
感染している犬や猫と接触することで感染したり、ノミやハエが媒介することもあります。これは人にも寄生するので、愛犬に症状が見られたら注意が必要です。
<治療>
ダニを殺すための薬を全身に散布し、洗い流します。
そして犬の皮膚を丁寧にこすって、皮膚の表面にできた白いかさぶた(フケ状のもの)をこそげ落とします。
薬には強い殺虫成分が含まれますので獣医師の指導のもとで使用してください。
部屋や寝床などの掃除も徹底します。
家庭用のダニ駆除薬などを利用したり、布団専用掃除機などで掃除をしてください。
⇒犬のツメダニ症の皮膚症状や治療方法やシャンプーについて解説
■膿皮症
これは皮膚にいつもいる常在菌が原因になる皮膚病で、犬の皮膚病でかなり多く例がみられます。
シー・ズー、チン、パグ、ブルドッグ、ボクサー、ボストン・テリア、などの短頭種やジャーマン・シェパードなどがかかりやすい、と言われていますが、体力や免疫力の低下、加齢などが原因でどんな犬でもかかる可能性があります。
<原因>
黄色ブドウ球菌の増殖が原因です。進行すると、緑膿菌などの悪性の細菌が繁殖して悪化し、治療が長引きます。
<症状>
まず、皮膚の表面に赤い発疹、できもの、ブツブツが現れかさぶたになります。これが徐々に広がっていき、中心部が真っ黒に変色します。
強いかゆみがあり、頻繁に掻くので皮膚が傷付いたり、脱毛したりします。掻くことで傷ができ、傷口から細菌が侵入して膿み、悪臭がしたり、発熱などの症状が出てくることもあります。
<治療>
酷い場合は、抗生物質を飲んだり、塗ったりします。日頃から清潔にすることが大切です。
・シャンプーを使って定期的に皮膚を洗う
・食後に必ず口の周りなどを拭く
・散歩から帰ったら足をきれいにする
・寝床を清潔にし、湿気が多い状態にしない
こうした日頃からのケアを大切にしてください。膿皮症が進行して別の病気に感染する可能性もありますので、早期発見、早期治療が欠かせません。
もしかしたら腸内環境が原因かも
他に考えられる理由としては皮膚がカサカサしているというのは病気ではなく腸内環境が原因かもしれません。
腸内に善玉菌より悪玉菌が多くなった状態をだと免疫力が低下し、皮膚がカサカサしたり、アレルギーを起こしたり、毛並みのツヤが無くなったりします。
うまく栄養が補給できない状態になっています。
その腸内環境を整えるために必要なのが「酵素」や「乳酸菌」で善玉菌を活性化させてあげる必要があります。
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■ まとめ
いかがでしたでしょうか?
細菌が原因だったり、ダニなどの寄生虫が原因になるケースが多く見られます。どれも、犬の体を清潔に保つ、生活環境の掃除を欠かさない、といった飼い主の努力によって感染リスクを抑えることができます。
人にも感染するケースがありますので、早期に発見し、治療するようにしてください。予防のためにも、生活環境の衛生管理を徹底し、毎日のブラッシング・シャンプーなどのケアも怠らないようにしてあげてくださいね。
関連記事になります。合わせて御覧ください。
⇒犬の皮膚病のアトピー性皮膚炎まとめ。原因は?治療は?シャンプーは?
⇒犬の皮膚病におすすめ薬用シャンプーとやり方4選。人間用は使っていい?
⇒犬の皮膚病の原因4選。薬用シャンプーで症状を改善しましょう
⇒犬の膿皮症の原因は何?予防には薬用シャンプーがおすすめです
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