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■犬の一日の正常なうんちの回数は?
犬は正常な状態だと一日に約2回~3回のうんちをします。
便秘になることはあまりなく、常に快便です。
もし、その回数よりも多ければ、何か原因があるのかもしれません。
●うんちの状態はどんな様子?
犬のうんちの回数は、そのうんちの状態によって病気なのか病気ではないのか判断が分かれます。
たとえば、うんちの形がちゃんとあり、固さも普通の状態だとしたら、もしかしたらドッグフードに原因があるのかもしれません。
犬は、もともと肉食のため、腸が短く、穀物の消化に向きません。
ドッグフードの原材料を見たとき、いちばん最初に何が表示されているでしょうか。
もしこれが小麦粉やトウモロコシなどの穀類であれば、その栄養を吸収しきれずにうんちとなって出ている可能性があります。
その場合はドッグフードをお肉がメインのものに変えてみましょう。
もし、うんちが柔らかく、もしくは下痢で量も多い場合は、何かの病気にかかっている可能性があります。
●犬の下痢
犬の下痢にも二つの種類があります。
・小腸性の下痢
うんちの量は比較的多く、たびたび臭いのあるオナラをします。
小腸は栄養を吸収するところなので、やせてきたり貧血がおこったりします。
・大腸性の下痢
うんちに血が混じったり、粘膜が混じったりしています。大腸は水分を吸収するところなので、うんちがやわらかい状態になります。
●細菌性腸炎(さいきんせいちょうえん)
細菌の感染によっておこる腸の粘膜の炎症です。
原因となる菌はサルモネラ菌、カンピロバクター菌、大腸菌など色々あります。
これらの菌に汚染された食べ物、水を口にすることでおこり、腸の中で増え、ダメージをあたえます。
うんちの状態は、やわらかいものから下痢、中には血が混じることもあります。
犬の食器やトイレなどは消毒薬や熱湯で消毒し、きれいな状態を保つように心がけましょう。
●寄生虫によるもの
寄生虫が原因でうんちの回数が多くなったり下痢になる場合もあります。
・鞭虫症(べんちゅうしょう)
長さ5センチほどの鞭虫という虫が寄生して腸炎や貧血、栄養不足をおこす病気です。
この虫の寄生がすこしならそれほど症状は重くありませんが、数が増えると血と腸の粘膜の混じった粘血便をだすようになり、腹痛でうんちの回数も増えます。
・鉤虫症(こうちゅうしょう)
十二指腸虫症(じゅうにしちょうちゅうしょう)ともよばれ、長さ1~2センチの白い虫が小腸に寄生しておこります。
犬の小腸に咬みついて血を吸うことで生きています。そのせいで犬はひどい貧血や腸炎をおこします。
主に1歳以下の犬に発症して、母犬の胎盤や乳から感染するもの、重い感染をうけた若い犬の急性のもの、慢性のものと分けられます。
急性のものでは、タール状の粘血便を出し、貧血をおこし、そのため粘膜が白っぽくなり、お腹が痛いので背中を丸めます。
この寄生虫は、犬のうんちとともに出された卵がふ化して土の中で生き、またそこから新しい犬へと感染します。また、経皮感染といって、皮ふや毛穴から入ることもあるので注意が必要です。
・犬条虫症(いぬじょうちゅうしょう)
犬条虫は、ひらべったいウリの種が連なっているような形をしていて、瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)ともいわれます。
この病気はノミが媒介(ばいかい=広めること)するので、まずはノミの駆虫が大切です。
大量の虫が寄生している場合、食欲がなくなってやわらかいうんちや下痢をします。
犬の肛門まわりを見てみると、白いごまのようなものが見えることがあります。これは条虫の一部です。
これが破れて、中に入っている卵をノミの幼虫が食べることで、その体内で虫が成長し、さらに犬が体をなめるときにそのノミを飲みこむことで感染します。
●犬の腸内環境が悪い
犬の腸内環境が悪い場合にもうんちが軟便で回数が増えたり、下痢になったりします。
腸内環境というのは腸内にある善玉菌と悪玉菌のバランスをいいます。
善玉菌が多い場合は腸内環境がよく排便が正常にされますが、悪玉菌が多いと便秘になったり、軟便になったりとします。
腸内環境を整えてあげることによりうんちの回数が正常値に戻ることもあります。
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■さいごに
いかがでしたでしょうか?
これらの病気を予防するには、普段から清潔な環境を整えて、予防できる病気はしっかりと予防しておくことが大切です。
うんちがやわらかく、回数も多いようならいちど動物病院で寄生虫の検査を受けてみるといいかもしれません。
関連記事になります。合わせて御覧ください。
⇒犬の下痢が続く原因の病気5選!嘔吐や血便もある場合はウイルスの可能性も
⇒犬の下痢!便に血が混じる!ゆるい!考えられる原因と病気とは
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