愛犬のお腹がキュルキュル鳴る場合、空腹のサインなのか、それともどこか調子が悪いのか、心配になってしまう方も多いのではないでしょうか?
言葉によるコミュニケーションが取れないからこそ、普段から犬の様子を詳しく観察する事が、様々な病気の早期発見・早期治療に繋がるポイントとなります。
犬のお腹がキュルキュルと鳴る場合に考えられる原因および対処方法について詳しくご紹介します。
目次
■犬のお腹がキュルキュル鳴る
犬のお腹がキュルキュルと鳴る場合には、まず体調の変化の有無を確認しましょう。
・元気はあるか?
・食欲や水を飲む量に変化はないか?
・嘔吐や下痢は見られるか?
・排便・排尿の量や回数はいつも通りか?
・腹部が膨らんだり、痛がったりはしていないか?
その他にも、生活環境の変化(引越し、新生児)など、ストレスを引き起こす要因がなかったかを確認することも大切です。
●元気な場合
お腹の音が鳴る事を、獣医学用語では“腹鳴”と言い、その原因は消化管内におけるガスの移動によります。
そのため犬の症状が“腹鳴”だけで、食欲および排泄がきちんとしており、その他の症状(嘔吐や下痢など)が見られない場合には特に心配はいりません。
ただしお腹の鳴る頻度が飼い主さんが心配になる程ひどい時には、餌を消化の良い物に変えてあげるなどの工夫が必要となる場合もあるので、動物病院に相談してみましょう。
●食欲が無い場合
犬は様々な原因で食欲が無くなり(食欲不振)、飼い主さんも気がつきやすい症状です。
口の中に痛みがある場合はもちろん、精神的な原因や全身性疾患においても食欲不振は引き起こされますので、お腹が鳴るタイミングなどをあわせてきちんと記録し動物病院を受診しましょう。
●嘔吐や下痢が見られる場合
嘔吐や下痢などによって、犬の腸内細菌のバランスが崩れ、細菌の異常増殖・発酵が引き起こされてしまっている場合には、消化管内にガスが充満し、お腹が異常にキュルキュル鳴る場合があります。
そのような場合には、消化器疾患だけではなく、全身性疾患を始め、アレルギーや薬による副作用なども考えられますので注意が必要です。
⇒犬の吐く原因8選。嘔吐に下痢や食欲がないを伴うと内臓の病気かもしれません
●腹部が膨らんでいる場合
お腹のキュルキュル鳴る音にあわせ腹部が膨らんでいる場合には、消化管内におけるガスの貯留(鼓張症)だけによるものか、それとも重篤な病気であるかの区別が難しいので、自己判断は避ける事が大切です。
肥満、妊娠、子宮蓄膿症、臓器の疾患や腫瘍による腹水の貯留など、様々な原因が考えられますので、腹部に痛みはあるか、またその他の症状はあるかなどのポイントを確認しながら早急に動物病院を受診しましょう。
・子宮蓄膿症
未避妊の高齢犬(6歳以上)に発生しやすく、腹部の膨らみ、食欲不振、嘔吐、多飲多尿といった症状が主に見られます。
犬の体調が急激に悪化し命の危険に関わる場合もありますので、早期発見・早期治療が大切です。
繁殖を望まない場合には、子宮蓄膿症だけではなく乳腺腫瘍などの発生を予防する為にも、適切な時期に避妊手術を行ってあげる事が最大の予防となります。
・胃拡張・胃捻転症候群(GDV)
大型犬(ジャーマン・シェパードやラブラドール・レトリバーなど)での発生が多く、急激に胃の拡張・捻転が起こり、早急な処置を行わないと命の危険に関わる病気です。
リスクの高い犬においては、避妊や去勢手術を行う際に同時に胃壁を腹膜に固定する手術(胃固定術)を実施したり、食事後の運動は避けるなどの予防をきちんと行うようにしましょう。
⇒犬の胃拡張、胃捻転の症状や原因や治療法。手術費用についても解説
お腹がキュルキュルと食欲不振以外に症状がない!
※注意※ 食欲はなくても、元気はある!というのが前提です
他に症状がないこともあります。
実は、これだけでは、病名〇〇とはっきり診断がつく状態ではなく、何かの病気の前触れ、嘔吐も下痢もしない胃腸炎など色々と考えられます。
しかし、私が見てきた中でこのタイプで一番多いのが、“腸内細菌のバランス異常”です。
これは病名ではなく、お腹の中の細菌の数や種類のバランスがうまくいっていない状態ですね。
お腹のキュルキュルという音と食欲不振以外には何の症状も出ず、元気はあるという場合に便検査をすると腸内細菌が乱れていることが多いです。
治療としては、「整腸剤」を飲んでもらうこと、消化のいいフードを食べさせてもらうことです。
ほとんどの場合何もしなくても治るのですが、食欲不振が続くのは良くありませんので、ある程度様子を見ても改善しなければ病院へ相談しましょう。
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その時にはサプリメントを食べさせて腸内環境を整えてあげましょう。
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■さいごに
いかがでしたでしょうか?
犬の命を守るためには、いかなる病気においても早期発見・早期治療がポイントとなります。ただ空腹でお腹が鳴っているだけだと過信することは絶対に避け、愛犬のいつもと少しでも違う様子に気がついたら動物病院を受診するようにしましょう。
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