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犬の脂漏症におすすめのシャンプーは?治療法や食事や原因は?

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「犬の皮膚がベタベタする…」
「犬の被毛からフケがたくさん出て来る…」
「犬の皮膚が臭い…」
「愛犬が脂漏症かもしれないけど治療法や対処はどうしたらいいの?」

そんなことで悩んでいませんか?

脂漏症は皮膚にある脂腺という油分を分泌する腺の機能に異常が起こり、皮脂が過剰に出ている状態のことを言います。

今回は、犬の脂漏症についてお話ししたいと思います。

■犬の脂漏症の原因とは

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脂漏症の原因には先天性のものと後天性のものがあります。

・先天性の脂漏

シー・ズーやコッカー・スパニエル、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアなどの犬種は先天性の脂漏の好発犬種として知られており、脂漏犬種と呼ばれる場合もあります。
そしてこの脂漏犬種に生じる先天性の脂漏症を本態性脂漏と呼びます。

・後天性の脂漏

その他の犬種においては先天性の脂漏になることはほとんどなく、脂漏の原因には何らかの他の病気が基礎疾患として関わってきます。
基礎疾患の原因には、内分泌疾患や、感染症、アレルギーのある食物を食べることによるアレルギー性皮膚炎などがあります。
脂漏症の原因となる内分泌疾患は、甲状腺機能低下症や、性ホルモンの失調などが挙げられます。
中でも甲状腺機能低下症はエネルギー産生やたんぱく質の合成などができなくなり、元気の消失や食欲減退などの全身症状を示すこともありますので注意が必要になってきます。
細菌感染としては鶯宿ブドウ球菌などの細菌や、マラセチアという真菌の感染が感染性の脂漏症と関与していることが知られています。
しかしこれらの最近は皮膚に常在していることが多く、ストレスや免疫状態によって発症します。これらの細菌がいるからといって過剰に心配しなくても大丈夫です。
これらの後天性の脂漏の原因にもなる基礎疾患は先天性の犬種の脂漏を悪化させる原因にもなりますので、先天性の脂漏の場合にも取り除いてやる必要があります。
他にも栄養不良や寄生虫疾患、消化器疾患などが原因となる場合もあります。

■脂漏症と犬の食事(フード)の関係性について

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脂漏症はドッグフードが原因になっていることもあります。
脂漏症と食事は若い犬の場合は栄養不良が、成犬の場合はアレルギー性の皮膚疾患が関与していることが多いです。
アレルギー性の皮膚疾患が原因の場合はアレルゲンの入っていないドッグフードを上げることで改善されますので、動物病院でアレルゲンの特定を行い、ドッグフードを変更することで改善されるかもしれません。
栄養不良の場合は食事のバランスが崩れているかもしれませんので、種類や量が適切になっているのかを検討してみると良いでしょう。

■犬の脂漏症の症状とは

先天性の脂漏は幼少期から軽度の脂漏が見られ、加齢とともにだんだんと脂漏の症状が悪化していきます。
脂漏症自体にはそれほどの危険性はなく、フケが多くなることと、臭いがきつくなるといった症状が見られます。
しかし、増えてしまった皮脂により細菌が繁殖しやすくなってしまい、炎症が起き、脱毛やかゆみなどの二次的な症状も発生することがあります。

■犬の脂漏症の治療方法とは

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脂漏症の治療は皮脂やフケを定期的に取り除いてやる対症療法と、原因となっている病気を治療することで行うため、病気によっては非常に長期の治療が必要な場合があります。

・ 対症療法

シャンプーにより皮脂やフケを取り除くことで悪化を防ぎます。
シャンプーには様々なものがあるのですが、中でも、コールタールや、二硫化セレンなどのイオウを含むものがフケを溶かし、除去することができるためよく使われます。
さらにかゆみがひどい場合はプレドニゾロンなどの抗炎症剤や、マラセチアなどの細菌を殺すために抗生物質を使うこともあります。
また薬用シャンプーもおすすめです。
クロルヘキシジンが薬用でも有名ですね。

クロルヘキシジンの口コミ情報

クロルヘキシジンの効果についてツイッターで調べてみました。

 

こちらがクロルヘキシジン入りのシャンプーになっています。
薬用シャンプーなので細菌に感染予防や治療に効果が期待できます。

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■犬の脂漏症とシャンプーや回数について

脂漏症の場合、毛を短く刈り脱脂作用のあるシャンプーでシャンプーを週2回程度行なうことで脂漏の除去が可能です。
また、シャンプーをすることで、皮膚に付着している感染性の細菌を除去することや、ダニやホコリなどのアレルゲンを除去することもできるため、さらなる脂漏症の悪化の予防をすることもできます。
シャンプーの選択はコールタールや二硫化セレン、サリチル酸など皮脂が溶けやすい成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。
しかし、シャンプーをすることで脂漏症の改善になることは多いですが、シャンプーに対するアレルギーでも皮膚が敏感位反応している場合もあります。
そのような場合むやみにシャンプーを変更することで悪化してしまうこともあるため、獣医師に相談することが治療への近道です。

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■犬の皮膚のにおいが臭い…

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犬の脂漏症の場合は、臭いがきつくなることが多いです。
また室内で犬を飼っている場合にはその臭いにおいが室内に染み付くこともありますよね?
一番の解決方法は脂漏症の治療ですが直ぐに治る病気でもありません。
なので消臭対策を考える必要があります。
ちなみにファブ○ーズなど市販で販売されている消臭スプレーは犬の皮膚に付くと皮膚病を悪化させてしまう場合があります。
詳しくはこちらで解説していますのでご覧ください。

室内犬(部屋)の臭い対策!消臭はどうしたらいい?

■さいごに

今回は、犬の脂漏症についてお話ししました。
犬の皮膚が臭い、フケが出る、ベタベタするというのは脂漏症の代表的な症状になります。
悪化して細菌などに感染すると他の病気になる可能性もあります。
現状の解決方法としては、対処療法しかありません。
適宜、シャンプーをしてあげ清潔に保ってあげましょう。
とにかく根気よく付き合う事が大切です。

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