最近よく耳を掻く、よく頭を振る、などなど耳を気にしているサインが見られたら注意が必要です!
垂れ耳のわんちゃんの飼い主さんなら、一度は耳にしたことのある「外耳炎」の可能性があります。
今回は、そんな外耳炎についてご紹介していきたいと思います。
立ち耳のわんちゃんも油断できませんよ!
目次
■犬の外耳炎の原因について
外耳炎とは、外耳に炎症が起きている状態のことを言います。
外耳とは、耳たぶなどの耳介(一般的に言われる耳のこと)から鼓膜の手前までのことを指します。
外耳炎には様々な原因があります。
・細菌
最も多い原因の1つで、ブドウ球菌などの細菌が原因となります。
普段から耳の中や皮膚に存在している細菌が何らかの原因で増えてしまい、外耳炎を引き起こします。
細菌が増える原因は主に湿度と免疫力です。
外耳の湿度が高くなることで、細菌が増えやすい環境になってしまい、外耳炎に至ります。
湿度の高い梅雨の時期から夏にかけて非常に多く発生します。
垂れ耳の犬種は耳に蓋をしてしまっているような状態になりますので、耳の中の湿度が高くなりがちです。
また、外耳に腫瘍や異物があることで蓋をする原因になることがあります。
水遊びの後やシャンプーした後も注意が必要です。
疲れ、ストレス、アトピーなどが原因で皮膚のバリア機能が落ちてしまい、細菌が増えることもあります。
こういった場合は、外耳炎は二次的に起こっているものなので、外耳炎の治療とともに原因を取り除く治療が必要です。
細菌による外耳炎の場合、黄色い耳垢が出ることが多いと言われています。
・真菌
真菌とはカビのことで、マラセチアと呼ばれる真菌が原因となります。
細菌と並んで最も多い原因となります。細菌と同じく、湿度が高くなることで、真菌が増えて外耳炎を引き起こします。
細菌と真菌が増えやすい環境は似ていますので、注意点は細菌の場合と同じです。
真菌による外耳炎の場合、赤茶色の耳垢が出ることが多いと言われています。
⇒犬の耳が臭い!赤い!茶色の膿が出る!痒がる場合はマラセチアかもしれません
・寄生虫
ミミヒゼンダニ、センコウヒゼンダニなどの寄生虫が原因で外耳炎を引き起こすこともあります。
寄生虫に感染している犬や猫と接触したり、感染している犬や猫が通った道を通ることでも感染してしまうことがあります。
ミミヒゼンダニによる外耳炎の場合、黒い耳垢が出ることが多いと言われています。
■犬の外耳炎の症状について
普段から愛犬をよく観察していらっしゃる飼い主さんの場合、耳を掻く、頭を振る、耳垢が増える、耳が臭い、などの症状で気付かれることが多いです。
耳の中ではなく、耳の下を掻くこともありますが、そういった場合は耳の下の飾り毛に毛玉ができてしまうことがあります。
症状が悪化してしまいますと、掻きむしって外耳が真っ赤になってしまったり、出血が見られることもあります。
この状態になりますと、耳を触ると痛がることもあります。
そのまま放っておくと、外耳が肥厚して通気が悪くなり、湿気が溜まって菌が増え、悪循環に陥ります。
寄生虫が原因の場合は非常に痒みが強く、あっという間に掻き壊してしまいます。
時々、外耳炎で耳を掻いたり頭を振ってしまったのが原因で、耳介で内出血を起こす耳血腫という状態になってしまうことがあります。
そうならないためにも愛犬の異変にはすぐに気づけるようにしましょう!
■犬の外耳炎の治療方法について
基本的な外耳炎の治療は、耳掃除である程度耳垢を取り除き、原因に合った治療薬を使うことです。
外耳炎の治療に使う点耳薬の代表的なものをご紹介致します。
・ヒビクス軟膏
痒み止め、抗生物質、抗真菌剤の3種類のお薬が入っているため、幅広い外耳炎に対応出来ます。
細菌による外耳炎、真菌による外耳炎、細菌と真菌の混合の外耳炎に効果があります。
ただし寄生虫には効きません。
・ミミィーナ
抗真菌剤が入っている点耳薬です。
抗真菌剤のみ入っているので、細菌による外耳炎には効きません。
原因が真菌と判断できたときに使われるお薬です。
・ゲルネFローション
痒み止め、抗生物質が入っているため、細菌による外耳炎の時に効果が見られます。
■犬の外耳炎の予防方法について
普段からお家で簡単なお耳掃除をしてあげましょう。
犬用のイヤークリーナーをコットンやガーゼに染み込ませ、お耳の中の目に見える範囲の汚れを優しく拭き取ってあげてください。
耳の中はデリケートですので、毎日お耳掃除をしてしまいますと、かえって外耳炎を引き起こしかねません。
1~2週間に1回程度で充分かと思います。
お耳掃除の時に耳の中が赤かったり、耳垢が多かった場合は、お薬を使ってみても良いかもしれません。
それでも良くならない場合は、動物病院でしっかり診てもらうことをお勧め致します。
動物病院でも実際に使用されている耳洗浄液になります。
皮膚トラブルの原因は腸内環境も影響しています
皮膚のトラブルというのは病気ではなく腸内環境が大きな要因の一つです。
腸内に善玉菌より悪玉菌が多くなった状態をだと免疫力が低下し、皮膚がカサカサしたり、アトピーを起こしたり、毛並みのツヤが無くなったりします。
餌を食べてもうまく栄養が補給できない状態になっています。
悪玉菌が増える要素としては、食生活や老化が挙げられます。
その腸内環境を整えるために必要なのが「酵素」や「乳酸菌」で善玉菌を活性化させてあげる必要があります。
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■さいごに
外耳炎は、垂れ耳の犬種、皮膚が弱い子によく見られます。
夜眠れないほど痒くなってしまったり、触られるだけでキャンキャン鳴いてしまうほど痛みがある場合もあります。
早期発見、早期治療を目指しましょう!
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