「犬の目が腫れているけど何が原因?」
「犬ってものもらいができたりするの?」
「犬のものもらいは人にうつったりする?
「犬のものもらいは自然治癒するの?」
なんて思ってはいませんか?
私たち人間でよく見られるものもらいは、犬にも見られることがあります。
今回は、犬のものもらいについてご説明していきたいと思います。
目次
■ものもらいとは?
まず、ものもらいとは何なのかというお話をさせていただきます。「ものもらい」という正式な医学用語があるわけではありません。
地域によって呼び方も違い、「めばちこ」など色々な呼び方があります。
人間の場合は、基本的には「麦粒腫」と呼ばれる病気がものもらいの正式名称とされているようです。
麦粒腫とは、まぶたに細菌感染が起こって膿が溜まった状態のことを言います。
まぶたの縁にある皮脂腺(マイボーム腺)に細菌感染が起こった状態のことを内麦粒腫、まつ毛の根元に細菌感染が起こった状態を外麦粒腫と呼びます。
犬の場合は、細菌性眼瞼炎、マイボーム腺炎、と呼ばれる病気がものもらいに当たります。
細菌感染が起こることでまぶた、マイボーム腺に膿が溜まって腫れてしまった状態のことを言います。
■犬のものもらいの症状とは?
犬のものもらいは人間のものもらいと同様に、痛み、痒み、違和感が見られることが多いです。
目が気になって、前足でこすったり、床や壁に目をこすりつけようとすることもあります。
ものもらいになっている目をこすることで、目の表面に傷が出来てしまい角膜炎になってしまったり、結膜にも細菌感染が起こり結膜炎になってしまったりと、ものもらいの症状だけではなく、二次的な被害が出てこないように注意が必要です。
■犬のものもらいの原因とは?
ものもらいの直接の原因は、前述した通り細菌感染ですが、細菌感染が起こるには原因があります。
感染する細菌で多いのはブドウ球菌やレンサ球菌ですが、これらはどこにでも存在する細菌です。
強い細菌ではありませんので、普段は感染する危険性はそれほど大きくありませんが、まぶたに傷ができている時、病気などで免疫力が低下している時、仔犬や老犬などの免疫力が高くない犬、といった場合に感染が起こりそこからものもらいになってしまうことがあります。
●犬のものもらいは人や犬にうつる?
犬のものもらいは、基本的にはものもらいになってしまった犬自身の問題ですので、他の犬や飼い主さんにうつる可能性は非常に低いと言って良いでしょう。
とは言え、愛犬がものもらいになってしまった時は、愛犬のものもらいの治療をした後はしっかりと手を洗うようにしましょう。
■犬のものもらいの治療方法とは?
犬のものもらいの治療は、一般的には抗生物質の目薬と飲み薬で行うことが多いです。
まぶたに目薬を使う場合は、点眼液ではなく眼軟膏の方が効果が持続するため勧められることが多いようです。
目薬と飲み薬を使っても、ものもらいが良くならない場合は、溜まった膿を取り出してあげなくではならないこともあります。
針で刺して圧迫することで溜まっていた膿を絞り出しますが、犬が嫌がって暴れてしまうと大変危険です。
ものもらいの治療のはずが、かえって目を傷つけてしまう可能性もあります。
極力このような治療が必要にならないように早期発見、早期治療が必要です。
●犬のものもらいは放置しても大丈夫?自然治癒するの?
犬のものもらいは自然治癒する可能性はありますが、自然治癒する可能性に賭けて放置するのは得策ではありません。
ものもらいは悪化していくと、まぶた全体が膿でパンパンになってしまう眼瞼膿瘍という状態になってしまう可能性もあります。
気になる症状が見られたらすぐに動物病院で診てもらうことをお勧め致します。
■最後に
ものもらいは直接命にかかわる病気ではありませんが、目に違和感が出てきたり、悪化すると治療するのが大変だったりと、決して侮れない病気です。普段の愛犬の顔、特に目に異常が無いか、よくチェックしていただくと良いでしょう!
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