目次
■犬のアトピー性皮膚炎
愛犬が皮膚病を患っているという方は多いのではないでしょうか。
皮膚炎にはいろいろな種類があります。
詳しくはこちらの記事『あなたの犬も必ず患う!これだけは気を付けたい犬の皮膚病4選』でもご紹介してます。
膿皮症や脂漏症なども多いですが、今回はアトピー性の皮膚炎について、お話しします。
⇒犬の脂漏症におすすめのシャンプーは?治療法や食事や原因は?
●アトピー性皮膚炎とは
犬のアトピー性皮膚炎とは、主にアレルギー物質が原因で起こるものです。
なんらかのアレルギー物質に反応してかゆみや赤みが起こり、皮膚の状態が悪化して、さらにかゆみが広がっていく、という状態をアトピー性皮膚炎と言います。
アレルギー要因は足し算で加算されていくと言われています。
アレルギーの要因となるものをできるだけ除去していくことが重要になっていきます。
・原因
上記にも説明したとおり、アトピー性皮膚炎はアレルギー物質が原因で起こります。
元々、動物には免疫機能というものがあります。
外部から細菌やウイルスが侵入した場合に退治する役割が免疫機能です。
アレルギーはこの免疫機能が、ほこりやダニや花粉などの本来免疫機能を発揮する費用がないものに反応してしまうことをいいます。
アレルギーを起こす物質をアレルゲンといいます。
アレルゲンであるほこりやダニや花粉などが体内に入ってきた場合に、免疫グロブリンという物質が作られます。
この免疫グロブリンが皮膚に反応して炎症し、かゆみの症状を起こします。
どんな物質にアレルギー反応を起こすのかは犬それぞれですが、比較的多いのが食べ物です。
食べ物の中でも、鶏肉や豚肉などの高タンパク質はアレルギー物質になりやすいと言われています。
他にはホコリなどのハウスダスト、植物、ノミやダニなどがあります。
また他の犬と接触をしたり、草木の間を駆け回ったりすることにより寄生虫や細菌が付きアレルギーになる場合があるので注意が必要です。
室内で犬を飼っている場合には、室内にある材質が原因になる場合があります。
例えば、カーペットを引いている場合にはカーペットに含まれる材料がアレルゲンになっている場合があるので取り外してみると改善されることもあります。
もしくは、できるだけ掃除をして綺麗にしましょう。ノミやダニの温床になることが多いので念入りに掃除をします。
アレルギー物質は血液検査で調べることができます。
病院で相談して、調べてもらいましょう。
アトピー性皮膚炎の多くは遺伝的な要素が多いと言われています。
・かかりやすい犬種
遺伝的な要因が強い病気です。
シーズー、ゴールデンレトリーバー、フレンチブルドッグなどに、比較的多く見られます。
他にもコッカースパニエルは皮膚が非常に弱いことで有名です。四肢に長く毛を残すトリミングが、皮膚に負担をかけていると言われています。
パグの様な鼻が短い種も皮膚が弱くて有名です。
しわが多いことが皮膚炎になりやすい原因になります。
常に皮膚のトラブルと付き合っていくことが必要になってくるでしょう。
・治療法
治療法についてご紹介します。
① 薬
主に内服薬での治療となります。
かゆみを抑えるためのステロイド剤や抗ヒスタミン剤、または皮膚のバリア機能を助けるためのサプリメントが処方されることもあります。
ノミが原因のノミアレルギー性皮膚炎の場合はノミの駆虫薬が有効です。
皮膚に駆虫薬を滴下したり、噴霧するスプレー剤もあります。
ノミの繁殖の予防にも繋がるのでオススメです。
ノミは皮膚炎を起こすだけでなく、人にも影響を及ぼしますので室内犬の場合は特に注意が必要です。
② シャンプー
アトピー性皮膚炎の場合は、保湿が必要だと言われています。
皮膚が乾燥してしまうことによって、かゆみが増すのです。
保湿性の高いシャンプーを使うことで、症状をコントロールしましょう。
皮膚を清潔に保つことが大切です。
③ 食事
アレルギー用の食事があります。
タンパク質を細かく分解してアレルギー反応を起こさないようにしてある食事や、アレルギーが多いとされている肉類を使用していない食事など、種類も多くあります。
どの食事が一番合うのか、病院で相談しながら決めていきましょう。
④ サプリメント
市販のサプリメントでも犬のアレルギー性皮膚炎に効果があると言われているものがあります。
有名どころでは『漢方の霊芝(レイシ) 』と『オメガ3脂肪酸』になります。
詳しくはリンク先をご覧ください。
しかし、過度の信用は注意が必要なので少し使用してみて効果が無ければ諦めましょう。
その際、副作用が無いかを確認することが必要になってきます。
・家での管理法
アトピー性皮膚炎は、1度かかると完治しにくい病気です。
よくなったり悪くなったりを、ずっと繰り返していくことになるでしょう。
病院での治療も大切ですが、飼い主さんによる日々のケアも、とても大切になります。
① 季節に気をつけましょう
特に、湿気の多い梅雨の季節や暑い時期などは注意しましょう。
暑さや湿気で蒸れてしまい、かゆみが増してしまいます。気温が上がることで、患部に繁殖した細菌も増えやすくなります。
② 患部を清潔に保つ
尿や便などで汚れた部分は、キレイにしてあげましょう。
れたままでいると、細菌が繁殖してかゆみが増します。
③ シャンプーをする
病院で薬用シャンプーをもらったら、お家でシャンプーをしてあげてください。
犬をお風呂に入れるのは案外とても大変です。
全身が毛で覆われているので、洗う方にもとても体力が要ります。
シャンプー嫌いな犬もいるでしょう。
症状によっては、シャンプーの回数も多いですが、頑張りましょう。
シャンプーの詳しいやり方などは『犬の皮膚病のシャンプーのやり方。愛犬が悲鳴をあげている!知っておかなければいけない4選』こちらをご参照ください。
④ 散歩の時には草木を走らない
散歩中に草むらを走り回ることにより、寄生虫や細菌が皮膚や毛に付着する場合があります。
それが原因でアレルギーを発症する場合がありますので、散歩の時はできるだけ草むらを歩かないことが重要です。
⑤ 空気清浄機
室内で飼う場合のほこりや花粉などの浮遊物の対策として空気清浄機がオススメです。
空気をできるだけきれいにすることによって、アレルゲンになる場合が多いといわれるほこりや花粉などの浮遊を防ぐ効果があります。
仮に効果が無くても室内をきれいにすることができるので効果はあるでしょう。
アトピーの原因は腸内環境も影響
皮膚のトラブルというのは病気ではなく腸内環境が大きな要因の一つです。
腸内に善玉菌より悪玉菌が多くなった状態をだと免疫力が低下し、皮膚がカサカサしたり、アトピーを起こしたり、毛並みのツヤが無くなったりします。
餌を食べてもうまく栄養が補給できない状態になっています。
悪玉菌が増える要素としては、食生活や老化が挙げられます。
その腸内環境を整えるために必要なのが「酵素」や「乳酸菌」で善玉菌を活性化させてあげる必要があります。
■犬のアトピーを内側から改善するサプリメント紹介
犬の腸内環境を整えるサプリメントでもおすすめなのが「あいこな」になります。
・栄養が豊富な「モリンガ」
・免疫力を上げる「乳酸菌」
・酵素がたくさん含まれる「米麹」
・若い細胞の「DNA核酸」
・関節を元気にする「グルコサミン」
・細胞をつくる「RNA核酸」
これらが含まれているサプリメントがあいこなです。
腸内環境を整えて免疫力を高め、皮膚トラブルを改善する働きを備えています。
詳しくはこちらからご覧ください。
⇒aikona-あいこな-皮膚トラブルを改善するサプリメント
■最後に
愛犬がかゆがっている様子を見るのは、とてもかわいそうですよね。
少しでも症状が和らぐように、病院へ行ったり、日々のケアに気をつけましょう。
参考記事になります。合わせて御覧ください。
⇒犬のフケの原因7つ。かゆみや脱毛や皮膚のただれがある場合は病気です
⇒犬の膿皮症の原因は何?予防には薬用シャンプーがおすすめです
「愛犬を動物病院に連れていきたいけど費用はどのくらいかかるんだろう?」
「愛犬の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」
という飼い主さんはとても多いです。
動物病院で治療する場合、病気によっては10万円以上かかる場合があります。
動物病院で治療すれば助かった命が年に何件もあります。
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