足や歩行関連の症状

犬の腰が立たない!抜ける!原因は何?病気なの?

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犬

「愛犬の腰が急に抜けるんだけど原因は何?」

「愛犬の足腰が立たなくなった。何の病気が考えられるの?」

なんてあなたは思っていませんか?

突然犬の腰が立たなくなっていたら、飼い主の方はとても心配になりますよね。
腰が立たないという症状を引き起こす病気は色々ありますが、具体的にどんな病気があるのか、診断方法や治療法についてもご説明します。

「腰が立たない」、「腰が抜ける」とはどんな状態?

腰が立たない、腰が抜けたという状態は、医学的には「後駆麻痺(こうくまひ)による起立困難」を意味し、自分の意志では足を動かせない、腰を持ち上げられない状態を言います。

後駆麻痺を起こす病気はどんなものがある?その症状とは?

後駆麻痺を起こす病気には、椎間板の病気、脊椎の病気、脊髄の病気、大動脈血栓塞栓症が挙げられます。

椎間板の病気

犬

椎間板ヘルニア

脊椎と脊椎の間には、椎間板と呼ばれる軟骨がクッション剤として連結しています。
その椎間板に衝撃が加わると脊髄に向かって飛び出し、脊髄を圧迫してしまう病気が椎間板ヘルニアです。
犬の後駆麻痺の原因で一番多い病気で、ミニチュアダックスフンド、フレンチブルドッグ、ビーグル、ペキニーズ、ウェルシュコーギーなどは、遺伝的に椎間板ヘルニアを起こしやすい犬種です。

椎間板ヘルニアには5段階のグレードがありグレードが低ければ痛みのみ、もしくは軽度の麻痺で、グレード3から完全に後肢が麻痺して起立困難になってしまいます。
そしてグレード4になると自力での排尿が困難になるため失禁が見られ、グレード5では後肢の痛覚が完全に消失してしまいます。
一般にはグレード3からが手術適応と言われており、特にグレード4や5で歩行改善を目指すなら、できるだけ早く手術を受ける必要があります。
病変の特定には、脊髄造影検査を合わせたレントゲン検査、もしくはMRI検査やCT検査などを行います。

椎間板脊椎炎

椎間板脊椎炎とは椎間板や脊椎に細菌などが感染する病気で、背中に強い痛みを訴えることが多く、発熱が見られたり、散歩やジャンプを嫌うなどの症状が出ます。
長らく放置したり適切な治療が行われないと、後駆麻痺を引き起こすこともあります。
診断にはレントゲン検査が必要で、抗生剤等の内服で治療します。

犬の椎間板ヘルニアの症状や原因や治療法を解説。手術費用はどのくらい?

脊椎の病気

犬

骨折

交通事故や落下事故などで引き起こされます。
脊椎が骨折する程の衝撃が加わっている場合は、腹部臓器の損傷や出血なども伴うこともあるため、後駆麻痺以外にも様々な症状が出ます。
診断はレントゲン検査で骨折部位を特定し、時期を見て外科手術を行います。

悪性腫瘍

多発性骨髄腫など脊椎に発生する腫瘍の他に、様々な腫瘍で骨転移は認められます。
椎間板脊椎炎と同様に、初めは痛みやジャンプを嫌うなどの症状ですが、徐々に進行していくと後駆麻痺によって起立困難になります。
診断にはレントゲン検査や生検(腫瘍細胞を採取する検査)等が必要です。
治療法は原因となる腫瘍によって異なりますが、抗癌剤や鎮痛剤の投与などの治療を行っていくことになります。

脊髄の病気

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変性性脊髄症

痛みを伴わず、3年程度かけてゆっくりと進行する脊髄の病気で、日本ではウェルシュコーギーでの発生が多いです。
症状は10歳頃より認められるようになり、足の甲を地面に擦って歩く、腰のふらつき、ウサギ跳びのような歩き方が見られます。
病気が進行すると前足にも同様な症状が現れ、最終的には呼吸困難を引き起こします。
原因は遺伝的なものが関与していると考えられており、有効な治療法はありません。
診断のためには、前述の椎間板ヘルニアなどの後駆麻痺を起こす病気の除外するために、MRI検査や遺伝子検査等を行います。

線維軟骨塞栓症

突然脊髄の血管に線維軟骨が詰まる(梗塞)ことで、急性の後駆麻痺を引き起こす病気です。
どの犬種にも発症しますがミニチュア・シュナウザーに好発すると報告されています。
麻痺の程度は、軽度のふらつきから完全麻痺と様々で、痛みを伴いません。
症状からは椎間板ヘルニアと区別することができないため、診断にはMRI検査が必要です(CTや脊髄造影では解りません)。
軽度の梗塞であれば時間をかけてゆっくりと回復することが多いですが、重症になると後遺症が残ることもあります。

その他

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大動脈血栓塞栓症

大動脈血栓塞栓症は、大動脈に血栓が詰まることで後肢に行く血流が遮断され、後肢の麻痺や末梢性のチアノーゼ(肉球の色が青紫色)を引き起こす病気です。
非常に強い痛みを伴うため激しく鳴いたり、呼吸が速くなったり、体を触るのを嫌ったりします。
前述の椎間板ヘルニアと間違いやすい症状ですが、放っておくとどんどん肢の壊死が進んでいくため命に関わります。
診断には血液検査や超音波検査を行います。
治療法としては、発症から6時間以内であれば血栓を溶解する薬や血栓の再発を予防する薬を使い、血流の回復を試みます。

診断に必要な検査や治療費用は?

平成27年に日本獣医師会が調査した「診療料金実態調査」を参考にご説明します。

MRIやCT検査費用の目安は?

MRI検査で5万円以上、CT検査で2万6千〜5万5千円とされています。

手術費用の目安は?

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椎間板ヘルニア

手術代のみで約8万9千円とされていますが、その他入院代や注射代、MRI検査費用もかかるため、少なくとも30万円はかかるものとみておいた方がよいでしょう。

脊椎骨折手術

手術代のみで約7万5千円とされていますが、その他入院代や注射代、材料費がかかります。
特に長期的に入院することが予想されますので、少なくとも30〜40万円程度はみておいた方がよいでしょう。

血栓溶解にかかる費用の目安は?

診療料金実態調査の項目にはありませんでしたが、血栓溶解のための薬は体重10kgで10万円弱かかるものがあり、非常に高額です。
入院治療には前述の手術費用と同額くらいかかるとみておいた方がよいでしょう。

後駆麻痺と間違えやすい症状

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跛行(はこう)

犬が片一方の足をかばいながら歩いていると腰が上下しているため、「腰が立たない」という表現をされる方がいますが、医学用語ではこの症状を「跛行」と言います。
どちらか一方の足を浮かせていたり、体重をかけるのを嫌うのが跛行の症状です。
もし跛行であれば前述に挙げた病気ではなく、後肢の骨や関節などの整形外科的な病気を疑います。

てんかん発作

てんかん発作というと、「意識を失って全身をけいれんさせている状態」をイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、実は体の一部に発作を引き起こす焦点発作(部分発作)という発作もあります。
焦点発作が両足に限局して起こると、その間は一時的に後駆麻痺の状態になります。
このような発作は数分程度でおさまり、ある程度の間隔をあけて何度も繰り返します。
そして発作後しばらくすると何事も無かったかのようにケロッとしていて、激しい運動をしても特に痛みなどの症状もでないのが特徴です。

さいごに

後駆麻痺の診断や治療には、MRI検査やCT検査などの特殊検査が必要であることが多いです。
もし一般動物病院を受診し、それらの検査が必要と判断されたなら、おそらく二次診療病院(大学病院等)の受診を提示されるでしょう。
特殊検査を実施するには前述の通りかなりの金額がかかりますし、施設によっても価格に差があるので、検査や治療前に必ず見積もりを取るようにしましょう。





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