■犬の多頭飼い
犬を多頭飼いしている方は多いのではないでしょうか。
同じ犬種の犬を何匹も飼っている方もいますし、大型犬と小型犬というペアで飼っている方もいます。
多頭飼いには、本当にいろいろなパターンがあります。
多頭飼いの犬同士は、お互いに兄弟や家族のような存在です。
実際には血はつながっていなくても、毎日一緒に生活することで、犬たちは本当の家族のようになっていきます。
しかしこのようなメリットばかりではありません。
多頭飼いにデメリットがあるのも事実です。
今回は、多頭飼いについてのメリットやデメリットを紹介します。
●多頭飼いとは
同じ家庭の中で、2頭以上の犬を飼うことを多頭飼いと言います。
同時期に複数の犬を飼うこともありますが、多くは「1頭飼っていたところにもう1頭飼う」というかたちが多いでしょう。
そのため、年齢や犬種がバラバラな場合も多いです。
・メリット
まずはメリットを挙げてみます。
① 犬同士で遊ぶことができる
やはり、犬は犬同士で遊ぶことも大切です。
ボールを取り合いして遊んだり、じゃれあったり、寄り添って眠ったりすることもあります。
レジャーや、毎日の散歩でさえ、みんな一緒だと楽しいですよね。
飼い主が留守の間も、仲間がいることで寂しい思いをさせずにすみます。
② かわいさが倍以上になる
多頭飼いをしていると、1頭だけ飼っている時には見られない行動をします。
上記のように、愛犬同士がじゃれあったり、寄り添って眠っている様子は、本当にかわいく思えることでしょう。
先に1頭飼っていた場合は、愛犬のはじめて見せる姿に驚くかもしれません。
かわいさも倍増します。
③ ペットロスになりにくい
1頭の愛犬が亡くなったら、もちろん他の愛犬が代わりになることはありません。
飼い主さんの悲しみの大きさは変わりませんが、その悲しみを分かち合う仲間がいます。
犬も、仲間がいないことに当然気づきます。
他の愛犬と共に、悲しみを乗り越えることができるかもしれません。
こちらもご参照ください。『犬のペットロス。あなたが克服し立ち直るための小さなアドバイス 』
④ ストレス緩和に繋がる
飼い主が留守の時でも犬同士が遊ぶことによって寂しい気持ちも紛らわすことができてストレスの軽減になります。
しかし、これは相性がいいケースになり、場合によっては逆効果になる時にもあるので犬同士の性格が重要になります。
・デメリット
メリットがあればデメリットもあります。ここではデメリットを紹介します。
① 犬同士の性格が合わない
多頭飼いで最もよくある問題です。
特に、先に1頭飼っていた場合に多くあります。
先に飼っている犬の性格が攻撃的な場合は、新しくきた犬に攻撃する可能性があります。
また、逆に甘えん坊な性格の場合は、新しく犬を飼うことがストレスになることもあります。
犬の性格をよく見て多頭飼いに合うのかどうか判断しましょう。
② 年齢が違う犬同士を飼わない
年齢の離れた犬同士を飼うことを避けるのは重要なことです。
遊びたい盛りの若い犬と老犬を飼うと若い犬に絡まれて老犬のストレスになる場合があります。
また最悪、ケガに繋がったりもしますのでできるだけ年齢が近い犬同士がオススメです。
③ 大型犬と小型犬を一緒に飼わない
大型犬と小型犬は体格が違うことで力量の違いが大きくなります。
犬同士は遊びのつもりでも大型犬が小型犬を怪我させてしまうケースがありますのでできるだけ同等の大きさの犬を飼うのがいいでしょう。
できれば同じ犬種を飼うことをオススメします。
④ お世話が大変
飼う犬の数が増えると、お世話が大変になります。
散歩も何回も行かなければいけないかもしれません。
遊びに付き合うのもひと苦労ですよね。
⑤ 病気の判別が遅れる場合がある
例えば、室内で犬が下痢をしていた場合、1頭飼いなら体調が悪い犬が分かります。
しかし、多頭飼いだとどの犬が下痢をしたのか分からなくなり、結果として病気の早期発見が遅れる場合があります。
⑥ 金銭的な負担が大きい
餌代や病院代などが増えて、金銭的な負担が大きくなります。
毎月のフィラリアやノミダニ予防薬だけでもかなりの金額になるでしょう。
■実際に多頭飼いをしている人に聞いてみた
実際に多頭飼いをしている人に多頭飼いのメリット、デメリットを聞いてみました。
①ダックスフンド1匹と柴犬2匹
私は自宅の中でダックスフンドと柴犬の2匹を飼っていて、自宅の庭に柴犬1匹飼っています。合計3匹います。
メリットは犬も家族の一員だと思っているので家族が増えた感じです。
私が帰宅するとまず庭にいる柴犬が喜んで跳びついてきます。
それでドアを開けると今度は中にいるダックスフンドと柴犬が走ってきて跳びついてきます。
私としては犬の喜ぶ瞬間がとてもうれしくて幸せを感じてしまいます。
犬同士も比較的仲が良いと思います。
特に自宅の中にいるダックスフンドと柴犬は追いかけっこをしたりして遊んでいたりします。
私が外出中に2匹が追いかけっこをしていて部屋の中が散らかっている時があります。
1匹だと留守番している時寂しい思いをしますが、2匹いると仲間が増えて寂しくなくなります。
デメリットは3匹ともよく食べるので飼育にお金がかかってしまう事です。
散歩も3匹いるので時間がかかってしまいます。
私はあまり器用ではないので1匹ずつ散歩しているため余計に時間がかかってしまいます。
デメリットも少しはありますが、やっぱり多頭飼いしていると複数の犬に囲まれて毎日癒されます。
②プードル、ミニチュアダックスフンド、チワワ、ミニチュアピンシャー
デメリットは、やっぱりお金がかかる事です。
狂犬病注射やワクチン、病気をした時の病院代や餌代がかかります。
その他いろんな費用がかかります。
生き物ですからそれなりの雑費が必要です。
メリットは、それぞれの個性があり、楽しめる事です。
プードルはとても賢くて、人間に忠実性があります。
ミニチュアダックスフントは、活発でしぐさが可愛いです。
チワワは、甘えん坊で、やきもち妬きなところがあります。
ミニチュアピンシャは、利発で機敏です。飼い方を間違えたら、すごく噛みつく事があります。
それぞれの個性を生かして飼うなら、多頭飼いも楽しいです。
そして何よりも彼らに癒されてる事が一番のメリットではないでしょうか?
亡くなった時の哀しみは、とても辛いけど、毎日の楽しみを考えたら元気が出ます。
大切な家族だと思い、1日1日を送っています。
躾をしっかりしていくことも大事です。
一匹一匹に愛情を注いでやるのは難しい事かもしれないけど、毎日を楽しく過ごしてます。
③キャバリア・キングチャールズ・スパニエル2匹
最初は1匹のキャバリア(女の子)を大事に大事に育てておりましたが、この子も同じ犬の仲間がいたほうが楽しいのかな?と夫とふと思ったことがきっかけで、1匹目が1歳のときに、二匹目(女の子)を迎え入れることにしました。
二匹とも穏やかな性格だったので相性は良かったようです。
姉妹のような感じでじゃれ合って微笑ましい光景でした。
今では二匹とも10歳を超えて、マイペースに過ごしております。
多頭飼いのメリットは、犬同士のコミュニケーションが取れることではないでしょうか。
異常にやきもちを焼くタイプの子ですと二匹目の存在がストレスになる可能性がありますが、相性や性格を見極めれば仲間が得られて良い関係を築くことができると思います。
デメリットは経済的な面ですね。
フード代、トリミング代、病院代、ホテル代…2匹いればもちろん倍の金額がかかってきます。
我が家はマンションですが、犬が過ごすスペースなどは1匹も2匹もそれほど変わらず、お金に余裕があれば3匹目も欲しいなと思っています。
●最後に
多頭飼いには、このようにメリットとデメリットがあります。
多頭飼いに興味がある方は、多頭飼いをしている飼い主さんに話を聞くのもいいでしょう。
お世話や金銭的な面でも、大変負担がかかります。
すべてのメリット、デメリットを理解した上で多頭飼いを考えましょう。
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