目次
■犬の尿や便を採取
愛犬のおしっこの様子がおかしい、または下痢や便に血が混じっている、などの状態の時、飼い主さんはすぐに病院へ連れていくことでしょう。
動物病院へ行くと、愛犬の症状を説明しなければなりません。
いつから、どんな状態が続いているのか、いま現在はどのような状態か、など細かく聞かれます。
そんな時に、異常のある尿や便を持ってきていると、治療に大変役立ちます。
尿や便の様子を確認したり、検査をすることによって、病気の診断につながるのです。
尿や便に異常が見られたら、できるだけ採取して病院へ持っていきましょう。
しかし、なかなかタイミングが難しく、採取するのに苦労しますよね。
今回は、その採取方法などについてご紹介します。
●室内での採取方法
小型犬など、室内で排尿排便をする犬の場合の採取方法を紹介します。
① ペットシーツを裏返しておく
ペットシーツの裏は、防水作用のためツルツルしています。
そこに尿をすると、ペットシーツに吸収されず、水たまりのようになります。
尿をしたらすぐにペットシーツを取り出して、採取しましょう。
スポイトで吸い取るか、そのまま別の容器に移してもいいです。
② ペットシーツのまま
どうしても無理なら、ペットシーツに吸収されてしまった後でも構いません。
検査をすることは難しいですが、獣医師に確認してもらうことができます。
治療の手助けになるかもしれませんので、必ず持っていきましょう。
・ペットのシーツは白にする
自宅でトイレ用にペットシーツを敷いている人も多いでしょう。
その場合はできるだけ白色の物を選びましょう。
尿に疾患を抱えている犬が排尿をした時、血尿だった場合に白いシーツだと目立つのでとても分かり易いからです。
またキラキラ光るようなものある場合は結石の可能世も考えられます。
●外での採取方法
大型犬や中型犬などは、お散歩中に尿や便をすることが多いですよね。
外でしてしまうと、採取する時に、外の雑菌が入り込む可能性があります。
できるだけ雑菌が入り込まないように採取することが大切です。
① さっと容器を出す
タイミングが難しいですが、容器内に排尿排便をしてもらって採取する方法です。
平たいお皿のような形の容器の方がやりやすいでしょう。
タイミングがつかめればいいのですが、失敗することもあり少し難しいかもしれません。
② 地面にしてしまったものでも可
地面にした尿や便は、検査にはあまり役立ちません。
地面に直接触れることで、他の雑菌が入り込んでしまうからです。
しかし、獣医師が目で見て確認することができますので、とりあえず持っていきましょう。
その際、地面にしたものだということを必ず伝えてください。
●おたまやひしゃくで採取する
尿の採取をする時におたまやひしゃくが役に立ちます。
犬が排尿の姿勢になった時に、さっとおたまやひしゃくを出して尿を採取します。
プリンのケースに割り箸を付けただけでも簡易の尿の採集容器ができます。
プリンのケースなら透明なので光を通すと尿の色も見やすいので日頃の尿チェックには便利だと思います。
●どうしても無理なら病院で!
自分ではどうしても採取できない場合は、病院に任せましょう。
膀胱から直接尿を取り出すこともできますし、下痢の場合は肛門から採取することもできます。
雑菌が入り込まないので、検査には最適です。
●さいごに
犬の尿や便は、健康のバロメーターです。
いつもと違ってなんだかおかしい、明らかに異常がある、などの場合は、病気が疑われます。
気づいたらできるだけ採取して病院へ連れていきましょう。
参考記事になります。合わせて御覧ください。
・犬の頻尿や血尿は膀胱炎の可能性大!症状や原因や治療法を紹介
・犬の尿から分かる病気5選。おしっこから異変に気付く!
・犬が下痢をしたときに考えられる病気と対処法4つ
・動物病院の診察で必ず伝えること。4つを症状別に解説します
・犬の尿から分かる病気。自宅で簡単に尿検査をするのに便利な尿比重計を紹介
・犬のおしっこ(尿)が黄色い!尿が濃い原因や病気を解説します
「愛犬を動物病院に連れていきたいけど費用はどのくらいかかるんだろう?」
「愛犬の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」
という飼い主さんはとても多いです。
動物病院で治療する場合、病気によっては10万円以上かかる場合があります。
動物病院で治療すれば助かった命が年に何件もあります。
お金の問題で愛犬の寿命を縮めないためにも愛犬が元気なうちにペット保険に加入することが大事になります。
でも「ペット保険っていうけど、どういう保険があるの?」という疑問も出てくるかと思います。
ペット保険の加入に迷った場合には、ペット保険の一括資料請求がおすすめです。
複数のペット保険の資料を比較することで「あなたと愛犬にとって一番ベストの保険が分かる」というメリットもあります。
利用は無料です。詳しくはこちらをご覧ください。
>>>ペット保険の一括資料請求を試しに見てみる(無料)<<<