◆食欲不振は犬からの病気のサイン
愛犬がご飯を食べなかったら、もしかすると病気のサインかもしれません。
食欲というのは、一番わかりやすく症状としてあらわれるものです。
いつもは大好きなごはんなのに、急に食べなくなってしまったら心配になってしまいますよね。
今回は、犬が食欲不振になった場合に疑われる病気について紹介します。
①消化器系の病気
下痢や嘔吐などの症状を伴う場合は、消化器系の病気が疑われます。
胃腸炎、膵炎などの可能性があります。
嘔吐が続く、元気がない、お腹をさわると痛がる、などの症状がみられる場合は、緊急を要するかもしれません。
すぐに病院に連絡しましょう。
②感染症
なんらかのウイルスや寄生虫などに感染している場合も、食欲不振としてあらわれることがあります。
他にも、咳や鼻水、発熱といった症状もあらわれますので、注意しましょう。
③内臓の病気
腎臓や心臓に問題がある場合や、子宮蓄膿症の場合にも、食欲不振がみられます。
しかしこれらの病気は、この症状があらわれた時にはすでに進行している場合が多く、食欲不振という症状から病気を発見することは少ないでしょう。
尿の様子、咳の有無、呼吸の仕方、分泌物などをよく観察し、気になる症状があれば、早めに病院へ連れて行きましょう。
腎臓の病気は詳しくは『犬の腎臓病の症状。急性腎不全と慢性腎不全で症状が違います 』をご覧ください。
心臓の病気はこちらで解説。『犬の心臓病。僧帽弁閉鎖不全症の症状は咳や心臓音で早期発見!』
④腫瘍
体のどこかに腫瘍がある場合も、食欲が落ちることがあります。
その他にも、元気がない、貧血などの症状がみられます。
体内の腫瘍は、外から気づくのは難しい上に、重篤な場合が多い病気です。
早期発見が大切になってきます。健康診断を定期的にうけましょう。
特に老齢犬や、大型犬は注意が必要です。
⑤お口の病気
口内に問題がある場合も、ごはんが食べにくいことがあります。
歯周病や口内炎などがあげられます。
口臭がきつい、歯が汚れている、はぐきが腫れているなどの症状も伴います。
病院での定期的な処置と、飼い主によるケアで防ぐことのできる病気です。
◆ストレスも原因の一つ
食欲不振は、病気ばかりが原因とは限りません。
ストレスを感じた場合でも、食欲がなくなることがあります。
個体差はありますが、犬はストレスを感じやすい動物です。
散歩コースがいつもと違った、引越しをした、他の犬に吠えられた、一番なついている飼い主さんがいない、エサの種類を変えた、などの理由でも、ごはんを食べないことがあります。
ストレスが原因の場合は、犬を安心させてあげることが大切です。
たくさん抱きしめて安心させてあげてください。
◆加齢による食欲不振
犬も年を取ると、食欲がおちてきます。
この場合は、シニア用の食事に変える、飲み込みやすいようにやわらかいものにする、など工夫しましょう。
エサを少しあたためてあげると匂いが増すので、食べてくれることがあります。
◆さいごに
食欲不振だけで、病気と特定することは難しいです。
犬の全体的な様子をよく見てあげましょう。
食欲不振が続く、元気がない、などの他の症状も伴う場合は、病気の可能性がありますので、早めに病院へ連れて行くことが大切です。
参考記事になります。合わせて御覧ください。
・犬の心臓病。僧帽弁閉鎖不全症の症状は咳や心臓音で早期発見!
・犬の感染症ケンネルコフ。微熱や咳が続いたら要注意。症状や原因などを解説
・犬の下痢の原因5選。嘔吐もした場合必ず知っておかなければいけない重要なこと
・犬の吐く原因8選。嘔吐に下痢や食欲がないを伴うと内臓の病気かもしれません
・犬の嘔吐に血が混じる原因4選。吐血の色で出血場所が分かります
・犬の嘔吐物が茶色い原因を解説!臭いがある場合と無臭の場合があります
・犬の嘔吐や下痢をした場合の対処法は?絶食と絶水が基本になります
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