犬の悪性腫瘍(がん)

犬の悪性腫瘍(がん)で考えること3つ。最後の迎え方をどうするか

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Dog on the beach in Saipan

■犬の悪性腫瘍(がん)

もしも愛犬が悪性腫瘍と診断されたら。そんなこと、みなさんは考えたことがありますか?

悪性腫瘍とは、いわゆるガンのことです。
腫瘍の種類や場所、大きさなどにもよりますが、完治するのが大変難しい病気と言われています。
さらに進行の度合いによっては、命に関わることの多い病気です。
愛犬がそんな病気にかかるなんて考えたくもないでしょう。
そんなこと、今から考えても悲しくなるだけかもしれません。
しかし、いざ悪性腫瘍と診断されたら、飼い主さんは必ず動揺してしまいます。
そうなった時に焦らないためにも、今から考えておくべき大切なことがあるのです。

 

① 手術は受けるのか

悪性腫瘍と診断されると、治療法のひとつとして、腫瘍を手術で摘出する方法があります。

腫瘍の種類や場所、大きさにもよりますが、うまく摘出できれば完治する可能性もあります。

しかし、たとえうまく摘出できたとしても、再発の可能性もあります。手術の傷や麻酔のリスクもあります。
老齢犬の場合は、手術によって体力を消耗し、さらに具合が悪くなることもあります。
手術を受けることは、大変大きなリスクがあるのです。
このようなリスクを負ってでも手術をするのか。
または手術をせずにうまく腫瘍と付き合っていくのか。
よく考えておきましょう。

 

② 抗がん剤はどうするのか

抗がん剤は、使用することでがん細胞を小さくすることができます。
内服薬や、点滴タイプのものなどの種類があります。
手術よりはリスクの少ない治療法です。
しかし、抗がん剤には副作用があるものもあります。
嘔吐などの症状が出る場合もありますので、使用するかどうかよく考えて決めましょう。
抗がん剤が使用できるかどうかは腫瘍の種類などによって異なります。
また治療して腫瘍が無くなった場合にも、完治(完全に治ること)と寛解(一時的に治ること)があります。
治った様に見えても一時的な場合もあります。
特にリンパ腫などは、寛解率が高いと言われているので注意が必要です。
腫瘍の完治を目指すのか、寛解を目指すのか、獣医師の診断をよく聞きましょう。

 

③ どのような最期を過ごしたいのか

これが最も重要なことです。
悪性腫瘍と診断されたら、最悪の事態のことも考えておく必要があるのです。
今まで一緒に過ごしてきた愛犬と、どのような最期を過ごしたいのか、一度考えてみてください。
少しでも治る可能性があるのなら、その可能性にかけて、病院に入院し治療を頑張るのもひとつです。
また、そんなつらい治療をするくらいなら最小限の治療をしながら慣れ親しんだ家で過ごすのもまたひとつの方法でしょう。
考え方は人それぞれです。
腫瘍の種類や進行具合などにもよりますし、愛犬の年齢にもよります。家族全員で話し合って、よく考えることが大切です。

 

■予防できる腫瘍もある

腫瘍の中にも予防できるものがあります。
それが乳がんです。
メス犬のがん発生率でとても高いのが乳がんです。
しかし、避妊をすることにより乳がんの確率を大幅に下げることが可能なのです。
獣医師に相談することをオススメします。

 

■腫瘍は治療するだけが全てではない

がんは犬の死亡率でもとても高い病気になります。
病気というと直ぐに治療と思いますが、必ずしもそうではありません。
前述していますが、腫瘍の手術には多くのリスクを伴います。
特に体力的に弱っている老犬です。
腫瘍の摘出手術をする場合には必ず全身麻酔をします。
麻酔というのはとても体に負担が多くて最悪の場合はそのまま目を覚まさないというケースがあります。
また開腹手術をすることにより傷口が治るまでに多くの体力を使うので治療後の生活に不安を残すことも多いです。
そこで考えたいのは犬の寿命です。

 

●犬の寿命

犬種により寿命が異なるので一概に何歳かは言えませんが15歳が寿命と仮定しましょう。
14歳で腫瘍を発見した場合には、果たして手術する価値はどのぐらいあるのでしょうか。
手術をして失敗するリスク、開腹して体力を落とすリスク、転移をして再発するリスク。
その様なことを考えた場合には必ず治療を実行するのが良くない場合もあると思います。
ただ例外的に犬に苦痛が伴う場所の腫瘍ならば苦痛を取り除くために手術をした場合がいいことがあります。
獣医師に相談しましょう。

 

●獣医師と相談して決断する

犬のがんは人間と違って6倍速で進行します。
転移するのも早くなります。
進行も早いので再発する場合の早さも早くなります。
早ければ半年で再発することもあります。
手術をする場合は、よくよく獣医師と相談することが大切です。
回復の見込みはどのくらいあるのか?
再発の可能性はどのくらいあるのか?
手術をする場合の犬の負担はどのくらいなのか?
そして最後に
もし先生がこの犬を飼っていた場合に手術をするのか?
などを相談するといいでしょう。

 

■さいごに

愛犬が悪性腫瘍になった時のことなんて、考えたくもないことでしょう。
しかし、がんで亡くなっていく犬が多いのが現状です。
これを機会に一度考えてみてください。
家族と話し合うことで、家族間での考えを統一しておくのもいいでしょう。
愛犬と飼い主さんにとって、幸せな最期とはどんなものなのか、よく考えることが大切です。

参考記事になります。合わせて御覧ください。

犬の皮膚のしこり。しこりの原因は何?考えられる病気3選

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