ミニチュアダックスフンド ミニチュアダックスフンドの性格の特徴

ミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気5選。椎間板ヘルニアの予防法など

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ミニチュアダックスフンド

■ミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気

ミニチュアダックスフンドは、小型犬で人気のある犬種です。胴が長くて足が短い姿が特徴的です。元々ダックスフンドは中型犬くらいの大きさで、小型化された犬がミニチュアダックスフンドと言われています。
胴が長くて足の短い姿は、なんとも言えないかわいさですよね。きれいな黒い瞳も魅力的です。
今回は、ミニチュアダックスフンドにかかりやすい病気とその予防法についてお話しします。ミニチュアダックスフンドを飼っている方や、これから飼おうとしている方は是非参考にしてください。

 

① 椎間板ヘルニア

ミニュチアダックスフンドで最も多いのが、この病気だと言われています。
椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にある椎間板が損傷し、変形することで、脊髄や神経を圧迫してしまう病気です。
背骨のどの部位でも発症する可能性があるので、首の後ろから腰まで範囲が広がります。

 

●症状

症状は、進行のレベルによって分けられます。

 

・レベル1

歩くのを嫌がる、散歩を嫌がる、背中を触ると痛がる、背中の震えがある

 

・レベル2

ふらつく、後ろ足を引きずって歩く、足の甲で立たせても元に戻さない

・レベル3

後ろ足が動かなくなる、前足だけで歩く、後ろ足は引きずった状態

 

・レベル4

おしっこやうんちが自力でできなくなる、おしりの感覚がなくなる

・レベル5

後ろ足の感覚がなくなる、痛みも感じなくなる

 

●治療法

症状が軽いうちは、痛み止めの薬や運動制限などで様子を見ることもあります。しかし、この方法は一度治ったように見えても再発が多いのが現実です。多くの動物病院では、椎間板ヘルニアと診断されたら手術を勧めるでしょう。
症状がまだ進行していないうちに手術をすることで、手術後の回復も早く、リハビリで完治する可能性が高くなります。しかし症状が進行していくと、手術をしても後ろ足に麻痺が残る可能性が高くなるのです。
もちろん手術にはリスクもあります。獣医師とよく相談して考えましょう。

 

●予防方法

 

・腰に負担がかかる運動はさせない

ソファから飛び降りる、階段の昇り降りなどは、できるだけやめさせましょう。

・すべらないように気をつける

フローリングですべらないように、床にカーペットなどを敷きましょう。
足の裏の毛をこまめにカットすることも大切です。

 

・体重制限

太りすぎることで、腰に余計な負担がかかります。
どの犬種でも肥満には気をつけなければいけませんが、ミニチュアダックスフンドは特に注意が必要です。
体重管理はしっかりとおこないましょう。

犬の椎間板ヘルニアの症状や原因や治療法を解説。手術費用はどのくらい?

 

②糖尿病

糖の吸収がうまくおこなわれなくなる病気です。
水をたくさん飲む、尿が多い、尿が薄いなどの症状が出たら気をつけましょう。
原因としては、先天的な要因が多いです。
他にも肥満や感染症やストレスなどでもなる場合もあります。
治療法はインスリンになります。
予防法として大事なのは、太りすぎないことです。
肥満が原因で糖尿病にかかることもあります。
体重はしっかりと管理しましょう。

詳しくはこちらもご覧ください。
犬のホルモン(内分泌)の病気4選。糖尿病やクッシング症候群などを紹介

 

③進行性網膜萎縮

ミニチュアダックスフンドは、網膜系の異常など目の病気にかかりやすいと言われています。
進行性網膜萎縮もかかりやすくなっています。
進行性網膜萎縮とは網膜の委縮と変性がゆっくりと進む病気になります。
原因は先天性の疾患になるので予防法はありません。
初期症状としては、夜盲性という夜になると目が見えにくくなる症状が出ます。
それが次第に進行していくと失明につながる怖い病気です。
夜の散歩をしたがらないなどがある場合は進行性網膜萎縮が疑われます。
今のところ治療方法はありません。
また進行性網膜萎縮から白内障や網膜剥離を併発する場合もあります。

詳しくはこちらもご覧ください。
『犬の白内障の原因、症状、治療、予防についてまとめました』

 

④クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

クッシング症候群、または副腎皮質機能亢進症は副腎から出るホルモン物質が過剰に出ることで起こる病気と言われています。
原因は、副腎皮質ホルモンを分泌する下垂体というところに腫瘍ができることにより分泌が正常にできなくなるために起こります。
症状は、多飲多尿やお腹が膨れます。
また背中辺りに左右対称の脱毛が見られるのも特徴です。
腫瘍が原因の場合は、手術で取り除くことにより治療します。

 

⑤てんかん

ミニチュアダックスフンドを始め多くの犬種で発症する病気がてんかんです。
原因は先天性の遺伝の病気になります。
最初の発作は1歳~5歳くらいの間に起こると言われ、程度は犬によって様々です。
てんかんを起こしても少し時間が経てばケロッとしていることも多いですが、頻繁に痙攣を起こす場合は注意が必要です。
頻繁に痙攣を起こす場合は動物病院に行きましょう。
てんかんを根治する治療法はありません。
抗痙攣薬という薬がありますが、それで症状を和らげるくらいになります。
今の医学では治すことは難しい病気になります。

詳しくはこちらもご覧ください。
犬の痙攣!泡やよだれの症状はてんかんが原因かも。対処法が悪いと死亡する場合も

 

■さいごに

ミニチュアダックスフンドは、太りやすい犬種です。
かわいくて、つい欲しがるだけおやつをあげたくなってしまいますが、肥満は病気の元です。
病気になってから後悔しても遅いのです。
飼い主さんの責任として、体重管理はしっかりとおこなってください。

 

参考記事になります。合わせて御覧ください。

犬のホルモン(内分泌)の病気4選。糖尿病やクッシング症候群などを紹介

犬の肥満の予防と対策7つ。病気にならないためにオススメのコツを教えます

犬の痙攣!泡やよだれの症状はてんかんが原因かも。対処法が悪いと死亡する場合も

ミニチュアダックスフンドの性格の特徴を教えて!30人の飼い主に聞きました





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