目次
■トイプードル
トイプードルを飼いたいんだけどどんな病気に気を付けたらいい?
トイプードルの様子がおかしいんだけどどんな病気の可能性があるかな?
そんなことを思ったことはありませんか?
トイプードルのかかりやすい病気という事であなたの疑問を解決します。
■トイプードルがかかりやすい病気
トイプードルは、小型犬の中でも人気の高い犬種です。
小さくて、毛がフワフワしていて、まるでぬいぐるみのようですよね。
トイプードルは、元々は大型犬程の大きさのスタンダードプードルが小型化された犬種です。
現在ではどんどん小型化が進み、ティーカッププードルと言われる大きさの犬もいます。
今回は、トイプードルにかかりやすい病気について、予防法などをお話しします。
トイプードルを飼っている方や、これから飼おうと思っている方は、是非参考にしてください。
① 膝蓋骨脱臼
後ろ足の膝のお皿の骨が脱臼してしまう病気です。
小型犬にかかりやすい病気のひとつです。
症状は、後ろ足を引きずって歩く、足をさわるとキャンとなく、散歩を嫌がる、などが見られます。
治療法としては、薬やサプリメントで症状をコントロールする方法と、手術をする方法があります。
手術が必要かどうかは症状にもよりますので、病院でよく相談しましょう。
予防法としては、滑りにくいように床にカーペットを敷く、階段の昇り降りは控える、高い所からのジャンプや落下を防ぐ、などがあります。
肥満も原因になりますので、体重管理には気をつけましょう。
⇒犬の膝蓋骨脱臼の原因や症状や治療。手術するメリットデメリットとは?
② レッグペルテス
股関節の骨が変形してしまう病気です。
小型犬に多く見られ、1歳未満の子犬によく発症します。
症状は、足を引きずって歩く、足をあげている、などが見られます。
膝蓋骨脱臼の症状と似ています。
治療法は、ほとんどの場合が手術になります。
変形している部分の骨を切除することで治療します。
早期に手術をしてリハビリをすれば、歩くことができるようになります。
予防は特にありません。遺伝的な要因が大きいと言われています。
早期発見することが大切です。
③ 涙やけ
涙が多く分泌されすぎることで、目の周りの毛が汚れてしまう状態です。
目の周りが赤褐色や黒色っぽく汚れてしまうので、気になってしまう飼い主さんも多いでしょう。
涙の他にかゆみや充血が見られたら逆まつげや角膜炎などが原因で、涙が多く出ているのかもしれません。
鼻と目を繋ぐ管が詰まっている場合にも涙やけになります。
また、脂っこい食事を食べていることが原因でなることもあります。
この機会に、食事やおやつを見直すのもいいですね。
こちらもご参照ください。
⇒犬の目の病気5選。目をこすったり充血や腫れが出たら要注意です
④ 外耳炎
耳の中で細菌が繁殖して、炎症が起きてしまう病気です。
耳が垂れている犬種にかかりやすくなっています。
耳の穴が外に向いていないので、耳の中が蒸れやすいのです。
症状は、耳をかゆがる、頭を振る、耳の中が臭い、などがあります。
予防法としては、耳掃除をすることです。自分でするのが難しい場合は、病院やトリミングの際にしてもらいましょう。
耳の中が蒸れると外耳炎になりやすいです。
夏場は気をつけてあげましょう。
また、耳の中の毛も蒸れる原因になります。
病院やトリミングで抜いてもらいましょう。
こちらも合わせて御覧ください。
『犬が頭を振る!耳をかく!考えられる病気3選。耳掃除が予防には重要です』
⑤ 低血糖症
血液中の糖分が少なくなる症状をいいます。
原因は二種類あって子犬の時になる場合と成犬になってなる場合があります。
子犬の時に低血糖症になる場合は、体を冷やしたり、空腹になったり、胃腸の異常が原因として考えられます。
子犬の場合は主に小型犬がなることが多いですが、比較的多くの犬種でなる可能性があります。
成犬になる低血糖症ですが、5歳以上の犬種でトイプードルを始め、アイリッシュセッターやボクサーやゴールデンレトリバーやジャーマンシェパードなどによく見られる症状になります。
成犬の低血糖症の原因としては、空腹や興奮している時や運動した時など糖分が補給されていない時や体内の糖分を消費したりした時に起こりやすくなります。
また膵臓の腫瘍でも起こる場合があります。
膵臓は糖分を分解するインスリンが出る臓器ですが、その器官が異常を起こすことにより低血糖症になることがあります。
症状としては、けいれんやぐったりしたり、元気がなくなったりします。
生後間もない子犬が低血糖症になった場合は、寝たきりになることが多いので特に気を付けなければいけません。
治療法としては、子犬ならばブドウ糖を摂取することにより回復します。
また成犬ならば餌を食べることにより回復します。
緊急を要する場合は砂糖水などの糖分を犬の口の中の頬に塗り込んであげるといいでしょう。
膵臓が原因で低血糖症になっている場合は手術なりの対応が必要になってきます。
予防法としては、子犬ならばできるだけ体を冷やさないこと。
成犬ならば空腹時の運動や興奮をさせないことです。
体内の糖分が無くなりきらない様に注意することが一番の予防法になります。
⑥ 気管虚脱
気管がつぶされて呼吸困難になる病気をいいます。
気管を覆っている軟骨が、正しい状態を保てなかったり、周辺の筋力が衰えて気管を維持できなかったりして潰れて空気が入りにくくなるのが原因になります。
原因としては、先天性の場合や肥満の場合、老化の場合などが考えられます。
小型犬が起こしやすい病気になるので小型のトイプードルも注意が必要になります。
また肥満も大敵なのでできるだけ適正体重にコントロールしてあげましょう。
夏場に発症しやすい病気になりますが、突然呼吸が粗くなります。
ゼーゼーやハァハァと急に息をし出したら注意が必要です。
他には咳が出たり、呼吸困難になったり、よだれをたらしたりすることもあります。
トイプードルの口を開けて舌や歯肉などの口内が紫になっていたら注意が必要です。
チアノーゼという症状になりますが、倒れる場合もあるので早急に動物病院に行くことをオススメします。
再発を繰り返す病気としても知られています。
治療方法としては、手術などがありますが中々難しいのが現状です。
夏場などはできるだけ気温を下げて、風通しのいいところで過ごしてあげるなどの対応をすることが大切になってきます。
日頃から息が乱れないような生活を心がけましょう。
⑦ てんかん
てんかんは突然けいれんの発作を起こす脳の病気になります。
トイプードルに限らずに広く発症する病気になります。
詳しくはこちらで解説しています。
『犬の痙攣!泡やよだれの症状はてんかんが原因かも。対処法が悪いと死亡する場合も』
⑧ クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
副腎皮質ホルモンというものが異常に分泌されることによって起こる病気になります。
トイプードルやダックスフンドやポメラニアンやヨークシャテリアなどに多く見られる病気になります。
生後半年から見られる病気になりますが、多くは7歳以上の老犬に多く見られる病気になります。
原因としては、脳下垂体の前葉や中葉に腫瘍ができることにより、副腎皮質ホルモンが異常に分泌されることにより起こります。
また他の原因としてはステロイド剤があります。
他の病気でもよく使われることがあるステロイド剤ですが、これを長期に投与することによりクッシング症候群の症状が現れる場合があるのです。
主な症状は、多飲多尿になります。
またお腹が膨れたり、食欲が出たり、背中に左右対称の脱毛が見られるのが特徴です。
またクッシング症候群にかかった犬の一割くらいは糖尿病を併発することがあります。
症状が似ているために判別は難しいですが注意が必要です。
治療方法としては、副腎皮質ホルモンの分泌のコントロールやステロイド剤の使用中止が挙げられます。
ステロイド剤を突然止めると危険な場合もありますので獣医師の元で対処してください。
老化に伴ってなりやすい病気になります。
年を取ったプードルを飼っている方は多飲多尿に注意すると発見できるケースが多いと思います。
■さいごに
事前にトイプードルにかかりやすい病気を知っていることで、早めに気づいて対処することができるかもしれません。
病気は、早期発見が一番大切です。
愛犬の異変に気付いたら、早めに病院へ連れていってあげましょう。
参考記事になります。合わせて御覧ください。
犬の目の病気5選。目をこすったり充血や腫れが出たら要注意です
犬の痙攣!泡やよだれの症状はてんかんが原因かも。対処法が悪いと死亡する場合も
犬が頭を振る!耳をかく!考えられる病気3選。耳掃除が予防には重要です
「愛犬を動物病院に連れていきたいけど費用はどのくらいかかるんだろう?」
「愛犬の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」
という飼い主さんはとても多いです。
動物病院で治療する場合、病気によっては10万円以上かかる場合があります。
動物病院で治療すれば助かった命が年に何件もあります。
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