犬のシャンプーについて 犬の皮膚病

【保存版】犬の皮膚病におすすめの薬用シャンプーとやり方4選

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◆皮膚病の犬のシャンプーの正しいやり方について

皮膚のトラブルを抱えている犬は多くいます。特に、梅雨の時期や夏の暑くなってくる季節は、皮膚炎の犬たちにとってはとてもつらい時期ですよね。

愛犬がかゆがっている様子を見るのは、飼い主さんもつらいことでしょう。
皮膚炎の治療としては、主に病院で処方された薬の服用になりますが、おうちでのケアとして、薬用シャンプーもとても重要になってきます。

かゆみや赤みなどの症状が落ち着いてきたら、おうちのシャンプーだけでコントロールすることも可能になるかもしれません。
しかし、シャンプーの仕方というのは、意外と知られていないことが多いです。せっかく薬用シャンプーを使うなら、効き目を十分に発揮させたいですよね。

今回は、皮膚炎に効く正しいシャンプーの仕方について紹介していきます。

①お湯の温度

熱すぎるお湯は避けましょう。人間でも同じですが、体があたたまるとかゆみが増幅されます。

せっかくシャンプーをしたのに、かゆみが増しては意味がありません。

温度は、ぬるいと感じる程度で十分です。お風呂場で洗う場合は湿気がこもってしまいますので、換気もしっかりと行いましょう。

②ドライヤーの温度

本来ドライヤーなどは必要ありません。タオルでしっかりと拭いた後は自然乾燥させるのが理想的ですが、犬種によっては大変時間がかかってしまいます。

ドライヤーを使う場合は、高温の熱風は避け、冷風で乾かすようにしましょう。

もしくは扇風機などでも十分です。タオルドライをしっかりしてあげてから、外の空気で乾かしてあげてください。

③泡立てる必要はありません

病院で処方されるシャンプーは、泡立ちにくいものが多いです。

しかし泡立たないからと言って、シャンプーの量を多くする必要はありません。

泡立たなくてもいいので、皮膚の荒れているところに、やさしく塗りこむようにして洗ってあげてください。

すぐに洗い流さずに5分から10分程度そのままにしておくと、薬剤が皮膚に浸透するので、さらに効果的です。

④疾患部位だけ洗う

皮膚炎の状態によっては、医師から毎日のシャンプーを指示される場合があります。

毛の多い犬や、大型犬、シャンプーを嫌がる犬などの場合は、飼い主さんにとって大変な負担になります。

犬にとっても、毎日の全身シャンプーはストレスがかかるでしょう。

このようにシャンプーの頻度が高い場合は、患部のみを洗うようにしましょう。お互いの負担が減るとともに、とても効果的です。

 

◆シャンプーについて

 

犬の皮膚はアルカリ性でできています。個体によってもアルカリ性度合いが違います。

人間のシャンプーは酸性であることが多いので、人間のシャンプーで犬を洗うとその酸性で肌を傷める原因になります。

できるだけ犬専用のシャンプーで洗ってあげるようにしましょう。

どうしても人間用のシャンプーで洗ってあげる場合は10倍以上薄めてから使ってあげてください。そして弱酸性のシャンプーを使用してあげると犬の皮膚を傷つけずに洗ってあげることができると思います。

 

◆犬のシャンプーをする時のコツ

 

ここでは犬をシャンプーする時のコツをご紹介します。犬種や病状によっても変わってくるところもありますが、基本的なことを中心にあげます。

①シャンプー前にブラッシング

 

シャンプーをする前には必ずブラッシングをしましょう。犬の毛に付着しているゴミやほこりを取ることが大切です。またその時に抜け毛も出るので効率よくシャンプーができます。

またブラッシングをしてあげることにとって毛の根元まで水が行きわたり、泡切れもよくなります。

毛玉がある時はちゃんと取り除いておくことも重要です。シャンプーをすることによりその毛玉がさらに大きくなる可能性もあるのでできるだけ取っておきましょう。

そして、首周りから足先まで万遍なくブラッシングしてあげましょう。特に足先は犬が嫌がったりするのでうまくブラッシングすることが大切です。

 

②体を濡らす

 

お湯を使う場合には38~39度くらいが一番いいでしょう。前述しましたが、あまり暑い温度だとかゆみの原因になるので注意が必要です。

愛犬にシャワーで体を濡らしてあげる時は、離してシャワーをすると水が飛び散って犬が嫌がります。なのでできるだけシャワーを体に近づけて犬の顔にかからない様にします。

犬によっては体を濡れるのを嫌がって暴れたり、かみついたりすることもあります。

個体差が大きいので一概には言えませんがかまれない様にだけは注意ください。

初めは二人以上で、一人は犬の首を抑えて暴れてもすぐに抑え込めるようにしてシャワーをしてあげるよいいと思います。

 

③シャンプーとコンディショナー

 

シャンプーとコンディショナーはできるだけ薄めて使用してください。過度に体を洗うと皮膚を傷める原因にもなります。

犬の汚れが落ちない場合は二度洗いもオススメです。その場合は二回目のシャンプーの時は少量をしようして行います。

 

④すすぎ方

 

シャンプーやコンディショナーをすすぐ場合にはきちんと流してあげます。

この時にもシャワーヘッドを離して使うのではなく、皮膚に近づけて直接毛の中に水をすすぎこむような感じで毛を洗います。

毛先を洗うというよりも、毛の根元を洗うような感覚で洗ってあげるときれいに落ちると思います。

耳の周りやお腹、しっぽなどがシャンプーなどのすすぎ残しが起こりやすいので念入りにすすいであげましょう。

 

⑤耳の掃除

 

体を洗ってあげた時についでに耳の中の掃除もしてあげましょう。綿棒の湿らして耳の中を拭いてあげるだけで大丈夫です。

その際に耳の中まで拭いてあげようとすると鼓膜を傷つける可能性もあるのであくまでの耳の位置口だけにしておきます。

 

⑥注意する事

 

犬の耳に水が入らない様に注意しましょう。前もって犬の耳い綿を詰めておくと水の浸入を防げて便利です。

いずれにも言えますが、犬が過度に嫌がる場合には病気などの可能性がありますので無理に続けない方がいいと思います。

ニチドウ ペットエステ マッドシャンプー 全犬種用 350ml は、実際にトリマーの方が使われていたり、ペットショップに販売されたりしています。全ての犬に対応しているのもとても助かります。皮膚が弱い犬を飼われている方は一度試す価値はあります。

ちなみに海や川にで流しても害があるものではありません。自然に優しいというのは裏返せば動物にも優しいということなのです。

 

◆皮膚炎に効く!おすすめは酢酸クロルヘキシジンの入った薬用シャンプー

皮膚病を患っている犬にとって、シャンプーは必需品ですよね。
最近では、いろいろな種類のシャンプーが販売されているので、どれが一番いいのか迷ってしまいます。
皮膚の弱い犬にとっては、シャンプーに入っている成分も気になりますよね。
成分が皮膚に合わなければ、余計に皮膚病を悪化させる原因にもなります。
皮膚の状態に一番合った成分を探し、それが入ったシャンプーを選んであげましょう。
私がおすすめするのはクロルヘキシジンの入った薬用シャンプーです。
今回は、シャンプーの成分のひとつである酢酸クロルヘキジンについて解説します。

 

●酢酸クロルヘキシジンとは

酢酸クロルヘキジンは、抗菌剤の役割をします。
殺菌効果が高く、皮膚の細菌やカビなどをきれいにしてくれるのです。
もちろん安全性も高く低刺激なので、皮膚の弱い犬にとってはぴったりの成分だと言えるでしょう。
動物病院でも、酢酸クロルヘキシジンの入ったシャンプーは薬浴の時に使用されています。

 

●効果のある皮膚病

効果がある皮膚病をご紹介します。

 

・膿皮症

酢酸クロルヘキシジンは細菌やカビを取り除いてくれるので、細菌性の皮膚炎である膿皮症に効果があります。
膿皮症の治療には、患部を清潔にして細菌の繁殖を予防することが大切です。
適度にシャンプーをして、細菌をきれいに取り除いてあげましょう。

 

・その他の皮膚炎

皮膚炎は、原因がひとつとは限りません。
始まりはアレルギー性の皮膚炎やノミダニの感染症でも、掻きすぎることで患部に細菌が増殖することもあります。
細菌が増殖することで、皮膚炎がさらに悪化してしまうのです。
そういった場合は、酢酸クロルヘキシジンの入ったシャンプーを使うことで、症状が軽くなることもあります。

 

●デメリット

デメリットとしては、殺菌効果が強すぎて、逆に皮膚が荒れてしまうことがあります。
皮膚が乾燥してしまいやすいので、保湿剤を併用するなどの工夫をしましょう。
シャンプーによっては、保湿剤が含まれているものもありますので、犬の状態をよく見て、一番合ったシャンプーを選んであげましょう。

 

●効果的な使用方法

殺菌効果を持続するためにも、シャンプーと併用して、毛刈りなどの対策をしましょう。
そうすることで患部を清潔に保つことができ、効果も高くなります。
また、酢酸クロルヘキシジンの濃度が高いシャンプーほど、殺菌効果が高くなります。
はじめは薄い濃度のシャンプーを使用して、効果がなければ、濃度の高いシャンプーを使いましょう。
そうすることで、症状が改善されることがあります。

●クロルヘキシジンの口コミ情報

クロルヘキシジンの効果についてツイッターで調べてみました。

 

こちらがクロルヘキシジン入りのシャンプーになっています。

アマゾンで簡単に買うことができます。

◆オススメの商品を紹介

レビューもご参照ください。

 

共立製薬 Vet solutions BPO-3シャンプーは、獣医さんも推奨するシャンプーになります。

膿皮症の犬はもちろんアトピー犬、皮膚の弱い犬にもオススメです。

 

値段の安さではこちらもオススメです。

詳しくは前述していますが、クロルヘキシジンシャンプーも動物病院でよく処方されています。BPO-3シャンプーに比べたら金額が安いです。

ちなみに2015年6月現在で犬のシャンプーベストセラー1位になるほどの人気様です。

一度は使ってみることをオススメします。

 

犬用 アミノペプチド フォーミュラは、食物アレルギーによる皮膚疾患および消化器疾患の犬ために作られたものです。

特別に調製された食事療法食ですので食物アレルギー持ちの犬なら一度試してみるといいと思います。

 

皮膚トラブルの原因は腸内環境も影響

皮膚のトラブルというのは病気ではなく腸内環境が大きな要因の一つです。
腸内に善玉菌より悪玉菌が多くなった状態をだと免疫力が低下し、皮膚がカサカサしたり、アトピーを起こしたり、毛並みのツヤが無くなったりします。
餌を食べてもうまく栄養が補給できない状態になっています。
悪玉菌が増える要素としては、食生活や老化が挙げられます。
その腸内環境を整えるために必要なのが「酵素」や「乳酸菌」で善玉菌を活性化させてあげる必要があります。

犬の皮膚トラブルを内側から改善するサプリメント紹介

犬の腸内環境を整えるサプリメントでもおすすめなのが「あいこな」になります。

・栄養が豊富な「モリンガ」

・免疫力を上げる「乳酸菌」

・酵素がたくさん含まれる「米麹」

・若い細胞の「DNA核酸」

・関節を元気にする「グルコサミン」

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腸内環境を整えて免疫力を高め、皮膚トラブルを改善する働きを備えています。
詳しくはこちらからご覧ください。
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◆さいごに

 

皮膚炎の犬は、飼い主さんのケアが大変重要になってきます。

薬を服用することも大切ですが、できれば薬ばかり飲ませたくはないですよね。

薬用シャンプーで症状をコントロールできれば、薬を飲まなくてもいいかもしれません。

皮膚の状態に合ったシャンプーを使用し、効率のいいやり方で洗ってあげることが大切です

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愛犬のために知ってほしいこと


「愛犬を動物病院に連れていきたいけど費用はどのくらいかかるんだろう?」

「愛犬の病気を治してあげたいけど高額費用を支払う余裕がない…」

という飼い主さんはとても多いです。

動物病院で治療する場合、病気によっては10万円以上かかる場合があります。

動物病院で治療すれば助かった命が年に何件もあります。

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