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■犬がしっぽを噛む
犬が自分のしっぽを追いかけて噛んでいたりというのを見たことはありませんか?
不思議に思うことも多くありますよね。
犬には時々、我々人間には理解のできない行動をすることがあります。
自分のうんちを食べてしまったり、手や足を一心不乱に舐め続けたりします。
自分のしっぽを自分で噛んでしまうというのも、飼い主さんには理解できない行動のひとつですよね。
これらを強迫性異常症といいます。
強迫性異常症とは、意味の無い事を繰り返すことをいいます。
しかし、それらの行動にはきちんと理由があります。
犬の不安な気持ちやストレスの表れだったり、何か病気が隠れていることもあります。
犬には犬なりの考えがあったり、習性や癖などがあるのです。
今回は、犬が自分のしっぽを噛んでしまう行動について、考えられる原因や対処法をお話しします。
●強迫性異常症とは
私たち人間の場合でもありますが、他の人にとってはどうでもないことが自分にとっては非常に気になったり、周りから不思議な目で見られることがあります。
強迫観念にとらわれて自分の考え方や行動を制御できなくなることです。
例えば、高いところに上ると足が震えるや狭い場所に入ると落ち着かないなどがそれに当たります。
他の人からするとなんてことがないことでも当事者にとってはとても不安になることなんですね。
それを強迫性異常症といいます。
原因は不明な場合が多いです。
症状としては、特に意味の無い事を繰り返すという事があります。
これを常同行動といいます。
例えば、目に見えないハエを追いかけているような感じで空を噛む仕草をしたり、獲物を捕らえる様な感じに光を追ったりします。
また自分のしっぽを追いかけたり、噛んだりもそれに当たりますね。
特にしっぽを噛むのは自分を傷つける自傷行為になるので気を付けなければいけません。
今回は、しっぽを噛むことについて解説します。
しっぽを追いかけるについてはこちらをご覧ください。
『犬がしっぽを追いかけるのはなぜ?9つの原因が考えられます』
●しっぽを噛む行動とは?
自分のしっぽを自分で噛んでしまう行動です。
少しくわえる程度なら問題ありませんが、噛むことで傷がついたり、出血したり、あるいは噛みちぎってしまったら大変です。
一心不乱に噛み続けて、しっぽの毛を噛みちぎってしまうこともあります。
飼い主さんとしては、とても心配になってしまいますよね。
●しっぽを噛む原因と対処法
しっぽを噛む行動には、原因があります。
考えられる4つの原因とそれぞれの対処法を紹介します。
① ノミ、ダニがいる
ノミやダニなどの寄生虫に感染していて、かゆみを伴っている場合です。
かゆみがあるので、しっぽを噛んでいるのです。
ノミダニに感染している場合は、動物病院で駆除してもらいましょう。
かゆみがおさまれば、しっぽを噛むこともなくなります。
予防薬で事前に感染を防ぐことも大切です。
② 皮膚炎
アレルギーなどが原因で、しっぽの皮膚に炎症が起こっている場合です。
皮膚炎もかゆみを伴いますので、気になって噛んでしまうことが多いです。
皮膚炎の場合は、薬やシャンプーで症状を抑えることができます。
かゆみがなくなれば、しっぽを噛むこともなくなるでしょう。
アレルギーの場合は、その原因を特定することも大切です。
③ ケガをしている
しっぽに傷がある場合にも、気になって噛んでしまうことがあります。
皮膚炎など他のことが原因でしっぽを噛み、噛んだことによって傷ができて、またさらに気になって噛む、という繰り返しになっていることもあります。
傷の有無を確認して、治療をしましょう。
傷が治るまでは、噛まないようにエリザベスカラーをつけることもひとつの方法です。
④ ストレス
ストレスが原因で、しっぽを噛むことがあります。
特に皮膚炎でもなく、寄生虫の感染もないのなら、ストレスが原因かもしれません。
犬にとって、何かストレスがないかよく考えましょう。犬は、環境の変化にとて敏感です。様子をよく見て、ストレスの原因を取り除いてあげてください。
■さいごに
犬が、自分で自分のしっぽを噛んでしまうと、飼い主さんとしてはとても心配ですよね。
まずは、しっぽに何か異常がないかよく調べましょう。
傷や皮膚炎がある場合は治療をすることで、しっぽを噛まなくなるかもしれません。
飼い主さんではわかりにくい場合は、動物病院で相談してみるのもいいですね。
愛犬がどうしてそのような行動をしているのか、理解しようとすることが大切です。
関連記事になります。こちらもご覧ください。
・犬がしっぽを追いかけるのはなぜ?9つの原因が考えられまる
・犬がしっぽを振るサイン4選。尻尾から感情や理由が分かります
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