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病気に強い柴犬がかかりやすい病気3選。皮膚炎には注意です

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■柴犬にかかりやすい病気

柴犬は、人気の根強い犬種です。日本の犬として昔からよく飼われていたので、私たちにも親しみがありますよね。
三角の小さな耳が、ぴんっと立っている姿はとても凛々しく、小さな目と口が上品で、とても利口そうに見えます。
実際、人にもなつきやすく、比較的飼いやすい犬種と言えるでしょう。
しかも柴犬は、犬種特有の病気が少ないのです。
そのため、丈夫で長生きすることが多い犬種です。
今回はその中でも、柴犬にかかりやすい病気についてお話しします。
他の犬種に比べると少ないですが、チェックしておきましょう。

① 皮膚炎

柴犬に最もかかりやすい病気です。
アトピー性の皮膚炎であることが多く、食べ物やほこり、花粉などにアレルギーを起こしてしまう病気です。
症状は、皮膚のかゆみや赤み、脱毛などです。
かゆみが強くなると、掻きこわして傷になり、膿んでしまうこともあります。
身体中のどこでも起こりますが、脇の下やお腹周りなどに多く発症します。
眼の周りや、耳、肉球の間にもかゆみが広がることがあります。
治療法は、かゆみを抑える薬を飲むこと、アレルギーとなっている原因を特定することです。
アレルギー物質は、血液検査で調べることができます。原因がわかったら、食事を変える、ほこりや花粉を取り除く、などの対策をしっかりと行いましょう。
予防法は、アレルギーの場合は特にありません。

ただ、清潔にすることで、かゆみがおさまることがあります。
反対に、汚れていると細菌が繁殖し、かゆみが強くなるのです。
シャンプーやブラッシングなどで清潔に保ち、できるだけ皮膚炎が広がらないようにしましょう。
こちらで詳しく解説しています。
犬のアトピー性皮膚炎まとめ。原因と症状と治療について
犬の皮膚病のアトピー性皮膚炎まとめ。原因は?治療は?シャンプーは?

② 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

膝のお皿の骨が脱臼してしまう病気です。
チャカチャカとよく走ったり跳ねたりする犬に起こりやすくなっています。
また膝蓋骨脱臼は、先天性の要因が大きい病気といわれています。
トイプードルやポメラニアンやヨークシャーテリアやチワワやマルチーズなど小型犬に多い病気です。
足を引きずって歩いたり、さわると痛がる場合は注意しましょう。
痛みが出る、腫れが出る、足を引きずるというように悪化していきます。
足を引きずる場合には重症化している可能性もあります。
治療法は、脱臼の程度にもよりますが、内服薬で痛みを抑える方法と、手術をする方法があります。
基本的にはできるだけ早い時期に手術をすることが最善になるので異変に気づいたら動物病院に行くことが大切です。
予防法は、滑らないように床にカーペットを敷く、あまり飛んだり跳ねたりさせない、などがあります。
肥満も足に負担がかかりますので、体重管理はしっかりしましょう。
また重度の先天性膝蓋骨脱臼を患っている犬は繁殖をしない様にした方がいいでしょう。

犬の膝蓋骨脱臼の原因や症状や治療。手術するメリットデメリットとは?

③ 認知症

最近は、ドッグフードの品質や栄養要素が格段に高くなったことにより、犬も長寿になりました。
長寿になったのはいいのですが、その分犬の世界にも認知症にかかる犬も増えました。
柴犬の寿命は長く、15歳くらいまで長生きすることが多いです。
柴犬は11歳を超えると認知症になるリスクが高くなります。
認知症になりやすい犬種として柴犬や日本犬の血が混ざったミックス犬が発症しやすいといわれています。
認知症の症状は様々ありますが、その中で一番の悩みは夜中鳴く、夜鳴きです。
日中は寝ていても、夜になると吠えだすので飼い主は眠れないですし、近隣の家に迷惑をかけてしまうことも多いです。
鳴き方は遠吠えとも違っていて、一段と大きな声で単調に一定間隔で鳴きます。
他の症状としては、今までできていたしつけができなくなるや食べる量が増える、所かまわず排泄するなどがあります。
また認知能力が下がるので、飼い主家族のことや自分の家の場所などが分からなくなってしまうことがあります。
治療法としては、薬物療法家サプリメントでの治療になります。
またDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などが認知症に有効であるといわれています。
これらの成分の入った食事は、シニアドッグ用の処方食として動物病院で処方してもらうことも可能ですので、認知症の犬を飼っている場合は一度相談するといいと思います。
予防法も特にありません。
認知症と見られる症状が出たら、飼い主さんがしっかりと介護してあげましょう。

犬の認知症(痴呆症)の症状や原因や予防について解説

■さいごに

柴犬は、比較的丈夫で病気にかかりにくい犬種です。
しかし、全く病気にならないわけではありません。
上記以外にも病気の種類はたくさんあります。
小さな症状を見逃さないように、日頃から健康チェックをしっかりと行いましょう。

 

関連記事になります。合わせて御覧ください。
犬のアトピー性皮膚炎まとめ。原因と症状と治療について
犬の皮膚病のアトピー性皮膚炎まとめ。原因は?治療は?シャンプーは?
飼いやすい犬種ランキング!30人の飼い主に聞きました





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