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■犬の嘔吐や下痢の対策
愛犬が急に吐き始めたんだけどどうしたらいいのだろう?
愛犬の下痢が止まらない場合は何をしたらいいの?
そんなこと思ったことありませんか?
犬の場合は、嘔吐するのは必ずしも病気と限っているわけではありません。
食べすぎや食べてはいけないものを食べた時に吐く場合があります。
また、下痢も同じように食べてはいけないようなものを食べた時に生存本能的に下痢として体外へ出すという事を行います。
とはいえ、嘔吐や下痢の場合は病気も考えられます。
そこで今回は、嘔吐や下痢をした場合の対処法を解説します。
●嘔吐と下痢の対処法
犬が嘔吐や下痢をした場合の対処法は絶食と絶水になります。
食べることや水を飲むことを止めさせて様子を見るのが基本になります。
これは動物病院でも同じですね。
特定の病気が分かっていれば別ですが、何の病気か分からない時にはまずは絶食と絶水をします。
●絶食と絶水はした方がいいの?
まずは、絶食と絶水をしたらいいかの判断になります。
獣医師でないと正確に判断はできないと思いますが、一つの目安をお伝えします。
犬が嘔吐してその後にケロッとしていたらそのまま食餌を続けてもいいでしょう。
特に犬が元気で餌を欲しがる時にはあげて様子を見ていいです。
逆に絶食と絶水をした方がいい場合は、何度も嘔吐するや食欲が無いという時です。
犬に食欲が無い時には無理にあげる必要がありません。
絶食や絶水をして様子を見ましょう。
・嘔吐と吐出の違い
犬の吐き方にも二種類あって嘔吐と吐出といいます。
嘔吐も吐出も同じ吐くことですが、それぞれ意味合いが変わってきます。
①嘔吐
嘔吐は、胃の中にあるものを吐き出す現象です。
また嘔吐の特徴として、吐く直前に前兆があります。
私たち人間でもそうですよね。
お酒を飲みすぎて吐き出す時なんて言うのはまず気持ち悪くなってもよおします。
その後に嘔吐するわけですね。
なので一般的には何かを食べて時間を置いてから吐くことが多いです。
犬が突然うろうろし出したり、吐きたそうなそぶりを見せていたりする時には嘔吐のサインになります。
嘔吐の場合は様々な原因が考えられるので、この時点では原因は分かりません。
②吐出
吐出の特徴として大きいのは、前兆が無く吐き出してしまうという事です。
なので食べ物を食べた瞬間に吐き出します。
吐出は、生理的な現象では見られなく健康な動物には起こりません。
そして、吐出の原因は食道であることが多いです。
吐出の場合には誤嚥という吐いた物が呼吸器に入ってしまうという症状になることが怖いです。
間違って呼吸器に嘔吐物が入ってしまうと命の危険性もあります。
吐出をした場合には、その後の犬の呼吸についてよく観察することが大切になります。
●どのくらいの時間、絶食と絶水をするの?
話を戻しまして、どのくらい絶食と絶水をするかは犬の状態によります。
犬が元気であるならば、24時間の絶食と12時間の絶水をします。
しかし、気を付けてもらいたいのは脱水症状になります。
何回も吐いたり下痢をしたりすると脱水症状になる可能性があります。
その様な場合は、氷を舐めさせてあげるのも一つの手になります。
冷たい氷は胃の粘膜を冷やす効果があるので、まずは氷をあげて様子を見てみましょう。
犬の状態が悪い場合、元気が無い場合には輸液をする必要が出てきます。
そうなると至急、動物病院に行くことをおすすめします。
●少しずつ食餌をする
24時間の絶食をした後には少しずつ餌をあげ始めましょう。
その時には、できるだけ消化の良いものをあげるようにします。
動物病院では、療法食といわれる病院の食事があります。
しかし、これらは病院に行かないと手に入れることはできないので自宅で安静にしている場合は手作りの食餌をあげることになります。
●食餌与えるコツ
自宅で絶食後の食事を与えることの注意点としては、療法食の様な消化のいいものを与えます。
できるだけご飯やじゃがいもなどの炭水化物を中心にあげます。
また低脂肪で繊維質の多い食事が向いているといわれています。
そして、できるだけ一回の食事の量を減らして少量ずつ数回に分けてあげましょう。
一気に餌を与えてしまうと胃に対して負担になってしまいます。
それを試してみてそれでも嘔吐や下痢をする場合には何かの病気が考えられるので早急に動物病院に行くことをおすすめします。
■さいごに
いかがでしたでしょうか?
嘔吐と下痢の最初の対処として絶食と絶水をご紹介しました。
犬はよく吐く動物といわれています。
犬が嘔吐したからといって慌てる必要はありません。
まずは様子を見ながら食べるものや飲み水を与えないことが大切です。
そして、嘔吐物や下痢の色などを調べておきましょう。
色や形などで病気が判別できる可能性があります。
また場合によっては嘔吐物や下痢を動物病院に持っていくことをおすすめします。
獣医師に見てもらうことにより診断がスムーズにいくからです。
嘔吐や下痢は何かの病気の可能性もありますが、まずは飼い主の冷静な対応が必要になるのです。
以上のことを試してみることをおすすめします。
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