目次
■犬がしっぽを追いかける
犬が自分のしっぽを追いかけてぐるぐる回っている！
何故、自分のしっぽを追いかけてぐるぐる回るか気になったりしませんか？
犬が自分のしっぽを追いかけるのは、比較的よく見られる行動ではないでしょうか。
自分で自分のしっぽを追いかけて、クルクルとまわっている姿は、なんとも言えないかわいさがありますよね。
しかしその行動には、きちんとした理由があります。
しっぽを追いかける行動には、原因があるのです。
今回は、犬が自分のしっぽを追いかける行動について、その原因や対処法をお話しします。
・しっぽを追いかける原因
どのような原因があるのか、考えられる原因6つを紹介します。
① ストレス
しっぽを追いかけるという行動の原因の多くが、ストレスによるものだと言われています。犬は、環境の変化に弱い動物です。
引越しなどで生活環境が変わった、新しい同居犬が来た、飼い主さんに赤ちゃんが生まれた、などの場合にもストレスを感じることがあります。
また、自分にとって嫌なことをされた時にも、しっぽを追いかけることがあります。
シャンプーをしたり、耳掃除をしたりした後に、しっぽを追いかけてはいませんか？
自分のしっぽを追いかけることで、イライラを表現しているのです。
ストレスが原因の場合は、不安な気持ちも取り除いてあげることが大切です
環境の変化は仕方のないことですが、愛犬が大切であることを伝えて安心させてあげましょう。
シャンプーや耳掃除の後は、ご褒美のおやつをあげたり、体をなでて褒めてあげるとストレスが緩和されます。
② 暇である
犬が、何もすることがなくて暇を持て余している時にも、しっぽを追いかけることがあります。
これは、運動不足の表れです。
散歩に行く回数や距離、時間を増やしてあげましょう。
お庭でボール遊びなどをしてあげるだけでも十分です。飼い主さんがたくさんスキンシップをして遊んであげてください。
③ 運動不足
前述の原因が考えられない場合は運動不足かもしれません。
犬の中には狩猟犬も多いです。
狩猟犬は、物事に敏感で運動量を多く必要とします。
運動ができないことからのストレスでしっぽを追いかけてぐるぐる回っているのかもしれません。
その様な場合は、散歩を長くするなど運動を多くさせてあげましょう。
④遊んでいる
子犬がしっぽを追いかけている場合は、単に遊んでいることが多いです。
好奇心旺盛な子犬は、ひらひら揺れる自分のしっぽでさえも、不思議に思うのです。
⑤しっぽに何かがついている
しっぽに、ゴミや葉っぱなどがついている場合にも、気になって追いかけることがあります。
その場合は、飼い主さんがそっと取ってあげてください。
⑥ 寄生虫
肛門に寄生虫がいる場合なども、おしりやしっぽが気になって追いかけることがあります。ノミやダニに感染してかゆみを伴っていることもあります。
この場合は、動物病院へ行って駆除してもらいましょう。
⑦ 皮膚炎
しっぽの皮膚に炎症が起こって、かゆみが起こっている場合にも、しっぽが気になって追いかけることがあります。
皮膚炎が原因の場合は、しっぽを噛んだりすることもありますので、よく様子を見てあげましょう。
⑧ 泌尿器の病気
泌尿器の病気の可能性があります。
しっぽを追いかけているようで実は肛門がかゆい、痛い、違和感があるなど原因で気になっている場合があります。
泌尿器の病気を疑ってみましょう。
皮膚炎はこちらにも詳しく載っていますのでどうぞ。
『犬のアトピー性皮膚炎まとめ。原因と症状と治療について 』
『犬の皮膚病のアトピー性皮膚炎まとめ。原因は？治療は？シャンプーは？ 』
⑨ 脳の病気
自分のしっぽを無意味に追いかけることを常同行動といいますが、脳の病気が考えられます。
脳炎や中毒症状、ジステンパーウィルスなどにより脳の中枢に症状が及ぶときにその様な行動を取る場合があるので注意が必要です。
■さいごに
しっぽを追いかけるという行動は、犬にはよく見られる行動です。
そのため、飼い主さんも特に気にならず、放っておくことも多いでしょう。
しかし、犬の行動には必ず原因があります。
そこには、もしかするとストレスや病気が隠れているのかもしれません。
犬は言葉を話すことができません。
彼らの発する行動を、注意して見てあげましょう。
そうすることで、犬の気持ちを少しでも理解することができるかもしれません。
参考記事になります。合わせて御覧ください。
・犬が自分のしっぽを噛む！その原因４つと対処法
・犬がしっぽを振るサイン４選。尻尾から感情や理由が分かります
・犬のアトピー性皮膚炎まとめ。原因と症状と治療について
・犬の皮膚病のアトピー性皮膚炎まとめ。原因は？治療は？シャンプーは？
・犬のジステンパーとはどんな病気？症状やワクチンの時期などを解説
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